2007/08/14(火)11:20
さまようブログその78「合宿」
子供たちには楽しい夏休みでしょうに・・・。我が手で絞め殺すって、おとっつぁん、何してんの(;´_`;) 海水浴とか花火とかあっただろうに。
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昨夜は花火見学時の過剰給油が祟り、流星を見つけられないまま深い眠りへ落ちてしまいました。ほろ酔い加減で寝っ転がってたら、そりゃそのまま寝ますわな(わ)
夏が来れば思い出す・・・遥かな小瀬。そんな美しいものではなく、私の場合は地獄のような合宿なんです(^_^;)
夏休み特別企画【水割少年(六年生)地獄の合宿体験記】であります。
通っていた道場の恒例行事(私達の世代からそうなった)が、奈良・柳生道場への夏期合宿。そうです、柳生宗矩や柳生十兵衛らの剣豪を産み育てた柳生新陰流の柳生道場です。(※詳細はコチラをご覧下さい)
お遊び気分満開で到着。待ち受けるのは山の澄んだ空気と、眩しい緑。そして、道場までの長い長い正木坂。中学生が先輩風を吹かせて一言。
「この荷物頼むぞ」
「・・・はい(-_-;)」
自分の防具袋を肩に掛け、着替えの入ったカバンを手に。空いた手には先輩殿の荷物。午前中にもかかわらず、すでに汗ダク。
↓結構重かったりするのよね↓
左・練達者手刺防具1,2分刺 『貴船』
中・剣道防具特集。九櫻(くざくら) KS108 一分二厘 最高級件道具 垂 KS108T 【剣道防具】
右・剣道防具特集。九櫻(くざくら) KS108 一分二厘 最高級件道具 胴 KS108D 【剣道防具】
坂を登りきれば、柳生家の菩提寺でもある芳徳禅寺の境内。住職に出迎えていただき、全員で挨拶。そして、師範からの指示。
「荷物解いて胴衣に着替えっ!十五分後に道場へ整列!以上っ!」
当然と言わんばかりで稽古開始。稽古時間は休憩を挟んでも一般的に一時間半。長くても二時間が限界ライン。変わった環境に浮ついたのも束の間、師範達が目指すのはその限界ライン。
「稽古と稽古の間に食事すると思え。集中力が切れたら怪我するぞ」
漫画もなければテレビや携帯ゲームなどもってのほか(保護者と師範は別)。まさしく「稽古のためだけ」の日々が幕を開けたのです。一回の稽古が終われば、防具と胴衣を陰干しし、竹刀の点検。それらを早く終わらせれば余った時間が休憩になるのです。
↓ジャージ生地ですか。変わりましたねぇ↓
左・【世界“最高峰”金印!】極上正藍染二重剣道衣『禅』義峰作【剣道具・剣道衣】
右・47%OFF!吸水後の乾燥が非常に速やかです【特選】紺 ジャージ生地 剣道衣(背継)2枚以上まと...
稽古が進むにつれ、消える笑顔。それにも増して辛かったのが食事。
「正座!合掌・・・いただきます!」
「いただきますっ!」
唱和の後、食器の音が聞こえません。そうです、噛むことと飲み込むことがままならないのです。進むのは水分補給ばかり。
↓極々、ものすごく希に、可愛い剣士がいました↓
部活少女 ~Chapter.1~ スペシャルカラー・ノーマルBタイプ BOX【予約】
「喰え、無理してでも喰え。喰わんと最後まで持たんぞ!一回胃に入れたら
簡単には出てこん」
そう言われても進まない箸。確かに喰わないと最後まで持ちそうにありません。やかんを掴んだ私は中身をそのまま茶碗の中へ。そこへおかずも乗せると、見た目は残飯(^_^;)
「いたっきまっすっ!!(;´_`;)」
泣きながらクチの中へ押し込むと、不思議なモノで師範の言うとおり、逆流しないものです。叱られるのを覚悟の残飯茶漬けはヤンチャ剣士に広まり、一気に完食。
「ほぉ・・・オマエらまだまだ元気そうやの(^_^;)」
そう、地獄の合宿はまだほんの入口でしかなかったのです(^_^;)
<お盆進行につき続いちゃいます>