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| 爺さんの写真日記「正確自然時計」
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日暮れ前、近くの農家の方々が軽トラックにタンクを積んで湯を買いに来ていた。向うに流れる川は、コウゾネダムへとそそぐ。川は田植え前のためか、やや赤く染まっていたが、川岸には一本のヤマザクラが影を落としていた。ヤマザクラは元はと言えば日本の代表的な桜だ。分布も広く野山に自生している。花見桜で一杯やるには一寸寂しいが、質素で日本的だ。ソメイヨシノ等は花が咲いてから葉が出るがヤマザクラは花も葉も同時に咲く。かつては山桜を愛国心の象徴として、特攻隊を鼓舞する軍歌さえある。海軍服の七つボタンには、桜とイカリが刻印がされていた。そして、軍国少年でもあった爺さん、歌ったのは「七つボタンはサクラとイカリ・・・♪♪」であった。そして二度とヤマザクラを戦争に利用してはならいと思うのである。質素で清らかなヤマザクラを平和の象徴に残したいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月06日 10時21分02秒
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