爺さんの写真日記

春の野焼きが終わり、黒こげの野が緑色に移ると顔を出すのが山菜のひとつ、ワラビが顔を出す。家のばあさん、愛犬の散歩の途中に採ってくるのだろうか、朝食の味噌汁にワラビが入っている。ワラビは毒性もあり発ガン物質もあると騒がれた事もあったが、一方では健康増進の山菜の一つでもある。

黄な粉を表面にまぶしたワラビ餅はこれまた美味しく、上品な和菓子である。我家の周囲はワラビが多く、それを知っている山菜愛好者に時々失敬される。昨日は採るのに少し早いな～と思っていたので明朝に延ばしていたら、何時の間にか無くなっている事もある。

戦中戦後の食糧難には山菜に助けられた時もあり、ワラビは贅沢な食材だった。食糧難で食べる山菜には苦い思い出もあるが、飽食時代の山菜は心を癒す贅沢な食材の一つになった。

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