爺さんの写真日記

大牟田市から、写真好きの初老のカメラマンが見えた。好き者同士の写真談義には、会話に限がない。目的は平戸のカトリック教会群を撮りたいと言う。

光線状態も良い午後4時、何度行っても、そのつど違う風景だ。墓地はコンクリートに替わり草の一本もない。また、自然が消えたかと寂しい気にもなった。

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平戸教会の正門。

沈む午後の陽が十字架を照らしていた。

午後の斜光が墓地を照らし、墓石の陰が長くなる。

小さな母子の墓石であるが、ここへ来たら必ずシャッターを押したくなる不思議な墓である。