爺さんの写真日記

2018/06/09(土)10:05

爺さんの写真日記「フェチ好みのジャック」

​爺さんの写真日記「フェチ好みのジャック」 我が家の一人っ子、「片目のジャック」は相も変わらず目の病が好転しない。生涯を片目で生きるのか?それとも全盲で生きるのか?そんなジャックであるが、毎朝、爺さんを起こしにやって来る。 そ~っとドアを開ければニャ~ンと朝の挨拶、時刻は朝の五時半、早起きにも程がある。爺さんが起きる時刻を待ちに待ってか?爺さんへの観察力も半端じゃない。いつの間に覚えたのか、ドアーノブに背伸びして開ける仕草も様になってきた。ノブはジャックの力じゃ先ず無理だ。それでも何れは爺さんが開けてくれることを知っている。 「お早う・・」ジャックを迎え入れるのが日課になった。部屋へ入るやジャック専用の事務椅子にピョンと乗る。そこにはジャック専用の座布団があるので、気持ちが和むらしい。TVは余り興味が無いが専用椅子でウトウト・・。暫くしたら爺さんの膝の上に寝場所を変えるのが好きらしい。 爺さんの毎朝のPC作業を邪魔する気配もない。キーボードに関心もないのでゆっくり作業ができる。楽といえばこの上なし。そろそろ爺さんの邪魔をしようと頭を巡らすのが、ナメナメおじゃま虫の始まりだ。 椅子から降りたジャック、爺さんの足を丹念に舐め始める。 老人特有の臭い足、どこが魅力か?と聞いてみるが、答えがない。時にはナメナメが始める前に靴下を履く、これなら安心かと思いきや靴下が気に入らぬ。「靴下を脱いでよ・・」と靴下の脱ぎに入る。無関心を装う爺さんの顔を見ながら、カプリ!と来る。声を出す爺さんに勝ったのだと言わんばかりの態度でナメナメは続くのだ。これ強引だ!! これが人間同士なら何だろう?これぞむかし聞いたのか?エログロ雑誌とやらで見たか聞いたか、「フェチ」なるエロ語?やらを思い出したのだ。 今更、80過ぎの爺さんがエロ語?なるもののブログを書いても洒落にならない。 類型としては、身体の一部分に対する執着らしいが「脚フェチ」「ベロフェチ」「胸フェチ」「へそフェチ」「胸毛フェチ」などとある。これらが爺さんの趣味と思わては困るのだが、ネットより引用しただけだ。 何でも知るネット社会・・便利ではあるが果たして必要なのかな?・・ 早朝、足なめジャックがやってきた スリッパには爺さんの年寄り臭だ くたびれた運動靴には、爺さんの悪臭がぎっしり詰まっているぞ!! 夜も開けた、今日の天気は?と心配げに確かめに・・ 大あくび 婆さんを待つジャック こうしてジャックと爺さんの、一日が始まるのである ​

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