2017/11/20(月)10:00
創心館は滞在時間の長い塾(2)
昨日、創心館は滞在時間の長い塾だという話を書きました。
今日はなぜ滞在時間の長さにこだわるのか、について書いていきます。
なぜ私たちがそこまで滞在時間の長さにこだわるのか。
正直言うと大変です。
塾というのは夜遅くまで営業する業態ですから、
次の日の朝の9時にオープンするというのは結構きついです。
睡眠もかなり削っています。
日曜日も基本的には開けていますが、
それも社員の誰かが休みを潰して開けているのです。
それでも私たちはそれが生徒のために必要だと信じているからやっています。
だいたいスポーツでも芸事でも何かを習得しようと思えば
それなりの練習量が必要です。
バットの振り方を分かりやすく教えてもらったからといって
次の打席からホームランを量産することなど不可能でしょう。
毎日毎日飽きることなく素振りを繰り返し、
バットが体の一部に感じられるようになるまで
延々と素振りを繰り返すはずです。
またクロールの泳ぎ方を教わってすぐに泳げますか?
どれだけ丁寧に手の動かし方を説明されたとしても、
またそれを理解できたとしても、
やっぱりできるようになるには実際に水の中に飛び込んで
自分で試行錯誤しながら手を動かすときなのです。
楽器だってそうでしょう。
ピアノの指の動きを分かりやすく教えてもらったとして、
簡単にショパンの幻想即興曲が弾けるようになりますか?
幻想即興曲が弾けるようになるまで
想像できないくらいの膨大な時間を練習に費やしているはずです。
何かを習得したいならば一心不乱に努力することが必要だ、
という例は枚挙にいとまがありません。
人が何かを習得するには
それが血肉化されるまで
繰り返し練習することが必要なのです。
ですから創心館ではかなりの長さの勉強時間を要求するのです。
まだまだ書きたいことがあったのですが、
長くなりそうなのでいったんここで切ります。
次回、もう一度、
今度は違う角度から
なぜ創心館では滞在時間が長いのかについて書いてみたいと思います。
文責:安延伸悟