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大阪市住吉区・住之江区の学習塾『創心館』のブログ

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2018.09.08
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高校入試問題研究所、

今日は青森県の理科です。


今回もさすが入試問題というだけあって、

良問が揃っていました。


総評


北海道と比べて記述が若干多かったかなという印象です。

しかもよくあるタイプの記述ではなく、なかなか考えさせられるものでした。

おそらく塾用教材にも載っていないであろう部分が記述で問われていました。

受験生たちはかなり頭を悩ませたのではないでしょうか。


各問題の難易度もバランスが良く、

極端に低い点数の生徒もいなければ極端に高い点数の生徒もいない、

といった形に得点は分布したのではないでしょうか。


問1小問集合(2分野)

生物・地学分野の小問集合です。

基本的な問題ばかりでした。

上位高校を目指すならすべて即答しなくてはなりません。

中堅高校を目指す生徒も全問正解でいきたいところです。


問2小問集合(1分野)

化学・物理分野の小問集合です。

こちらも基本的な問題ばかりが並んでいました。

しかし、化学・物理分野というだけあって、

一問一答形式の丸暗記では対応するのは難しかったと思います。

化学・物理分野の基礎となる理解は必須でしょう。

それなしで全問正解は難しいと思います。

根本がしっかりと理解できている人にとっては

基本的な問題ばかりと感じたのではないでしょうか。


問3動物の体のつくりと働き

難しめの記述が2問あり、ただの暗記では乗り切れない問題がありました。

生物分野は暗記だと思っていたら痛い目に合うでしょう。

例えば「激しい運動により心臓の拍動や呼吸が激しくなるのはなぜか」の問題は

どのように答案を作ればいいのか悩んだと思います。

また肺動脈・肺静脈・大動脈・大静脈・動脈血・静脈血など

整理して覚えておかなくてはならない問題もありました。

受験生の日頃の勉強への取り組みが試される問題ばかりでした。


問4酸・アルカリとイオン

北海道と同様、化学分野は酸・アルカリとイオンの単元でした。

水酸化バリウムを使った実験までは手が回っていない受験生もいたかもしれませんが、

基本的な考え方は同じです。

水素イオンの数を問う問題は北海道と同様でした。

また記述の問題でも「水酸化ナトリウムの実験では沈殿ができなかったが硫酸バリウムの実験では沈殿ができた。なぜか?」という答えにくい問題が出題されました。

素直に水に溶けにくいからで良かったのですが、

本当にその答えでいいのかどうか悩んだと思います。


問5電流

物理分野の王道の電流の単元からの出題でした。

電熱線bと電熱線cを取り替えながら、また並列・直列を交換しながら

実験を行う問題だったので、問題文をきちんと読み取る読解力が試されました。

丁寧に電流・電圧・抵抗と数字を出していけば正答にたどり着くのですが、

それでもやはり受験生にとっては難しかったと思います。

入試レベルの問題を多数解いて、

基礎的な理解を積み上げておかなくてはかなり難しく感じたと思います。


問6火山と地震

地学分野は2年生範囲でしたね。

プレートの動きなどは即答できなくてはなりません。

震源からの距離と初期微動継続時間をグラフに書き込む作図の問題が出題されました。

しかしそれも良く出題される形式の問題なので、

受験生たちは解いたことのある問題ばかりだったと思います。

それでも点数を落とすようであれば、日頃の勉強の仕方を見直す必要があります。

理解できていないままなんとなくで通り過ぎていたら

この問題は落としてしまうでしょう。


おわりに

やはり入試問題を解くのは楽しいですね。

どんな意図をもって、どんな力を試そうとしているのか。

入試問題レベルになると出題者との対話ができます。

「お、そこ問うてくるか」とか一人でぶつぶつ言いながら解いています笑


こんな感じでどんどん南に下っていこうと思います。

分析に関して「それはちょっと違うんじゃないか」とか

何か意見などありましたらコメントに書き込んでもらえたらと思います。

宜しくお願い致します。




文責:安延伸悟





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最終更新日  2018.09.10 16:21:37
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