【写真有】V70の代車でやってきたV50『T5』のドライビング・フィール
少し前の話になるが、暑さが本格化する前に我が家のステーションワゴンの次男坊であるVolvo V70のエアコンの効きが強烈に劣化するトラブルに見舞われた。コンプレッサーは回っているようなのだが、冷気が一向に出てこないことから冷媒に関するトラブルかと思いながらディーラーに預けた・・・。結局、数日のうちにトラブル原因が判明して対策がなされたが、少々興味深かったのは その修理の間の代車のこと・・・。(そっちかい!)当初のV60かS60が代車となりそう、というディーラーの予想コメントに反して、モデル末期の下位クラスのV50が回ってきて当初少々がっかりしたが、このV50のモデルは『T5』というVolvo特有の5気筒ターボモデルであり、NA(自然吸気)のV70とは加速時の挙動が全く異なり大変興味深かった・・・。【上段左】我が家のステーションワゴン次男坊のV70@自宅車庫にて【上段右】代車のV50『T5』@自宅車庫にて V70との全幅の差は歴然!コンパクト!【下段左】V70と言えば このバックが何よりものアイコン。【下段右】ただのV50でないことを示すのが この地味な『T5』エンブレム。NAのV70が ややもっさりとした加速で、クルージング域に入るとすこぶる安定で高速クルージングが楽しめるのに対して、V50『T5』の発進時の加速は あくまでリニアで数値面で現れる馬力数に反して、背中はシートにべったりと押し付けられるようなトルキーな挙動を見せる。日本の車事情において、V70が明らかにLクラスステーションワゴンと言ってよい図体であるのに対して、V50は明らかに小ぶりであり、きびきび感が際立っていた・・・。 それでいて5月の米国出張時に乗った現行のメルセデスのCに比べて 変なBusy感がなくて、好感をもてる挙動だった・・・。では、大事な客人を乗せるとなると、やはりV50の内装はプラスティッキーに過ぎ、V70のしっとり感に軍配が上がってしまう・・・。別に買うわけではないので悩む必要はないのだが、ときにこうした代車や米国出張時などに期せずして様々なレンタカーに乗るのは実に楽しいものである・・・。