お化けは何故怖いか?
いや~今が旬ですからね~(^-^;)。おまけに今日は13日の金曜日かぁ。しかし私もお盆のシーズンにこんなこと書くのは、相当罰当たりですな(苦笑)。しかしお化けは何故怖いか?これは科学文明の発達した現代の人間として、是非とも考えねばならないテーマです。お化け、怖くない人あんまりいないね。アメリカ人も英国人も、アフリカ人も東南アジア人も、もちろん日本人も怖い。全世界的に怖がられている訳です。で、み~んなかなり泣かされている訳ですね。子供の頃から。未だにビビってしまう。それは何故か?解明して理解できれば怖くないのではないか?そうしたらノーベル賞モンだ!『お化けが怖くなくなる理論』ハッキリ言って誰かに解明して欲しい。出るなら出るで良いのだ。その理論を!何故お化けは怖いか?1.未知の世界である。2.人間の死に結びついている。3.異形である。4.自分に心当たりがある。ではまずこの4つを解明しましょ。■1.未知の世界である。だから怖い。イタリアもギリシアも行ったことないしさ。ミンダナオだってチベットだって未知の世界であります。でも今や情報で『それらの世界にもこんな人たちが居る』という知識があるから怖くないのですね。戦国時代にゃそんな情報ない訳だから、外国なんか、それこそ極楽浄土や地獄の様な世界と考えられていた筈なんであります。それどころか国内だって、箱根より西には何とやらとか蝦夷地は熊襲の云々と、まるで未知の世界として恐れられていた筈です。ここで三段論法を使うとですね。戦国時代+無情報=恐怖現代+無情報=恐怖現代=戦国時代ですね。でその後外国情報が入って来たら全然恐怖じゃなくなるという経過が分かっているのだから。戦国時代+情報=安心∵現代+情報=安心∵(ならば)∴(ゆえに)懐かしい~!現在、お化けはまだ皆の知らない世界だから恐れられるのであって、将来は解明される可能性が高い。進歩的に考えるならば怖がるに値しない。ということになる。■2.人間の死に結びついている。だから怖い。人間の死は未知の世界ですからね。それに生きていると出来るだけ死を積極的に考えない。だから余計未知の世界なんですなあ。しかし誰もがご存知ですが、死は必ず訪れます。200年位死ななかったらその方がよっぽど怖い。それに人間の死に結びついているというのは、生きている我々の勝手な思い込みです。「だって死んだ人が出てくるじゃない!」って、出てきてません。少なくとも私の知っている死んだ人は出てきていない。変な現象があったり、夢には出たかもしれませんが、実際人が出てきて説教たれて帰ったことはない。残念ですが。逆に死んだのに遊びに来れるなんてラッキーだ。今度毎週末に来てよ。説教聞くからさ。うまく行けば仲良くなれるかも知れない。少なくともイラクの誘拐犯より仲良くなれそうだ。そんなことがあったら逆にチャンスだ。宇宙人や気前の良い大金持ちと友達になるのと同じぐらい珍しいことだ。と考える。すると怖くなくなる。■3.異形である。だから怖い。思うにこれが怖がる理由の50%ではないかと思いますね。自分の見聞きし慣れていないモノであること。また子供心に怪談話、妖怪話、恐怖マンガ、etc,etc,.の挿絵やら何やら『オドロオドロしい絵』を脳に刷り込んでいるんだもの。三つ子の魂百まで忘れず。この功罪は円山応挙から水木しげるまで、責任重大であります。確かに思い出しても背筋がゾッとする絵が多い。視点が定まらず舌を出し髪をザンバラにして…。う~ん。見慣れたデザインが崩れているんですね。しかし実は江戸時代、円山さんの描いた絵は美人でありますよ。足がなかったのは一説によれば大量注文だったんで足は面倒臭くて描けなかったんだってね。こうゆうのを『幽霊の正体見たり枯れ尾花』と言います。美人で何か色っぽかったりするでしょ。友達になってもいいかなあ(笑)しかしこの異形のモノを避けたいという気持ちは、映画『エレファントマン』から、ついこの間、熊本のホテルが廃業になったのもそうなんで、困ったDNA刷り込みです。ちょっと難しい問題ですね。しかしこれはDNA刷り込みだと分類すれば、背筋ゾクゾクも生態反応として理解できてしまう。理解すれば段々脳からの信号も鈍くなる。結果怖くなくなる。■4.自分に心当たりがある。だから怖い。これが残り50%。お化けの宗教的、教育的に良いところですよねえ。心理学的効果であります。詳しくは…え~と自分の心に聞いて見てください(爆)。常に心清く。心に一点のやましい事もない様に日々精進する(爆)。すると当然怖くなくなる。筈ですね。私よく知りませんが(爆爆)。で、最後にお化けに対する心構えですが。良く背筋がゾクッとするとか言いますが、生理的なものです。お化け=未知で死に関連している様で異形のモノに会いそうな『気がする』と、自分の生命に危機を感じる。その様に生理的に出来ているのではないか?だから背筋がゾクッとするのは脳からの刺激信号に他なりません。しかし向こうがお化けと呼ばれる現象で、現時点で死んでいるとしたら、生きているこちらが生命の危機に脅かされるのは道理に合わない。気分がおかしくなったりする可能性があるけど、物理的には外傷を与えられる訳ではない。命に別状はない。しかもこちらには、生きるか死ぬかの選択が残されているのに向こうにはない。いざとなったら2つの選択のあるこちらの方が強い筈だ。例えば無視する。部屋中の電気をつけて明るくする。音楽をガンガンにかけて気を晴らす。人の大勢集まっている所に移動して安心感を得る。等。よく向こうは「恨み」とか「情念の世界が原因」とか言いますが、死んでいるのにそんなもので出てくるなんてお門違いだ。こっちは毎日実社会で社内や地域の人の情念に巻き込まれたりして、それでも奮闘してるじゃないか。そんなもん生きている時だけにしてくれ。死んでからそんなんで出るなんてダメな奴だぞ!100歩譲って向こうの方が強いとしたら、それでもしつこい様だったら怒る。「ふざけんなコノヤロ。待ってろテメー!(怒)」で、こっちも自殺して向こうの世界でガチンコ勝負する。その位の気持ちで対応すれば絶対勝てる!自信を持つんだ!気合だ!ダメな奴であるお化けになんか負けないぞ(爆)!ここで、自殺してまで勝負する必要あんのか?と考えたら…。ネ?怖がるのバカらしいでしょ(笑)。勝手に脅かしてよ。となる。筈だ。しかし最後まで書いてみて、思ってしまった。嫌なものは嫌でキライだものなあ。ゴキブリさんが昆虫だって分かっていてもやっぱりダメなモンはダメだね(爆)。その点お化けとゴキブリが同時に出てきた場合は…。おおー背筋涼しくなったなあ。ここまで書いてきたのが元も子もなくなってしまった(爆)