若い友人の慧眼
御承知の通り伊勢神宮では20年に一度 社殿や神宝などを全て新しく造り変える習わしが有る。技術の継承を考えれば実にこの20年という年月が鋭い。新聞報道によれば 戦後初の国産旅客機のYS-11に続く旅客機の完成が度重なる不具合の発生で伸び伸びに成っているとの事。終戦からオリンピックの聖火を運んだYS-11の完成まで約20年この度の飛行機の完成時期は定まらぬが既に前回より50有余年が経過となれば技術継承の立場から20年という期間の重要性を思わずにいられない。また、ここに着目した若い友人は病魔に侵され今はいないのが残念である。