お笑いブログ さるの独り言

2005/11/26(土)19:43

謎のラブレター

おいらの幼少時代(10)

小学校5年生の時、女の子からラブレターをもらったことがある。もちろん、初めてのラブレターだった。 相手の女の子は、おいらと学級長をやっていて、とっても頭のよい可愛らしい女の子だった。 その時は、マジで舞い上がった。うれしすぎた。 実はそのラブレター・・・。記念に今でも実家に残されている・・・。 今年の夏休みに帰省したときにたまたま見つけ、懐かしく読みかえした。 しかし・・・今見るとこのラブレター・・・あまりにお粗末なラブレターだったのである・・・。 普通、ラブレターって、可愛い便せんや封筒を使うはずだが、このラブレター・・・ノートを破ったような紙の切れ端を半分に折っているだけの体裁。 しかも、『こーじくんえ』・・・なのである・・・。秀才の彼女が、こんな誤字をするだろうか・・・? そんなことよりも何よりも とにかく字が異常に汚い・・・。 紙切れの端には『ちょっといそいでいたので字がきたないけど読んでください』との注意書きあり。 二つ折りの中身を開けると、これまた哀しくなるほど、 ほとんどがひらがな・・・。 ここにも『きたないじでごめんなさい』という全部ひらがなで書かれた注意書きあり。『字』ぐらいは漢字で書けよって感じだ。 極めつけは、りんごが潰れたようないびつなハートマークや、意味不明な模様までが全て手書きされていた。 どう見ても、適当に余白を埋めただけ・・・。余計な『汚れ』にしか見えない。 まぁ、そんな奇妙なラブレターでも、当時のおいらはトイレに隠れてラブレターを読み、あまりのうれしさに打ち震えていたことをよく覚えている。 しかし・・・20年以上も経った今、そのラブレターは間違いなく誰かのいたずらだったことを確信した。 実家には卒業の時にクラスメイト全員に一言書いてもらったサイン帳が残っているのだが、彼女が書いてくれたサイン帳の筆跡と、お粗末なラブレターの筆跡は、どう見ても似ても似つかなかったのである・・・。 でも・・・あれはやっぱり彼女がくれたものだ・・・自分自身の名誉にかけて、おいらはそう信じることにしよう。

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