2006/11/07(火)22:04
妖術使いか?凡人か?
先週の3連休の初日、朝食にうちでパンを焼いて食べた。
以前の日記でも書いたが、うちはパンの中に、チーズ、チョコ、アンコ、くるみ、レーズン、玉子といった具を入れて、中に何が入っているかは食べてからのお楽しみに・・・というシステムをとっている。
しかし、以前このシステムをとったところ、レーズン好きなチビざるが調子に乗って狂ったようにレーズンを詰め込み、大量のレーズンが詰まったレーズンパンを量産したもんだからエライ目にあった・・・。<参照:チビざるの陰謀・・・>
ロシアンルーレットの弾が百発百中でこめかみを撃ち抜くが如く、よりによってレーズン嫌いのおいらと嫁さんにことごとく適中し、こめかみから何度も血が吹き出す羽目となったのだ・・・。
今回はその失敗を活かし、『親の権力』を振りかざしてチビざるを恫喝し、レーズンパンだけには目印を付ける事になったため、レーズン地獄から開放されたのである。
さて、前置きが長くなったが、パンを食っているとチビざるが「ああ・・・チーズパンが食べたいなぁ・・・チーズパンはどれだろ・・・。」と言って、レーズン印のないパンを物色し始めた。
そして、おもむろにパンをひとつ手に取ったと思ったら、予期せぬ行動に出た・・・。
チビざるはパンを耳に近づけ、耳元で振り出したのである・・・。
「・・・。な・・・何やってるの?」
「・・・。」
パンの中から何か聞こえるのだろうか!?
眉間にシワを寄せ、しきりに耳元でパンを降り続ける怪しいチビざる・・・。
気が狂ったか!?
「・・・ひょっとして・・・音で中に何が入っているのかわかるの・・・?」
「・・・。」
かなり神経を集中しているのか答えてくれない・・・。
まるで何かの達人のようでもある。
やがて、何か納得したようにチビざるはそのパンを割ってみせた。
あら不思議!
なんと中からチーズが出て来たではないか!!
・・・こいつは妖術使いか!?
中の具の物が音でわかる我が子に、おいらと嫁さんは何とも言えない不気味さを感じ、戦慄した。
しかしその後ももっともらしい顔をして、耳元でパンを振り振り妖術を発揮しようとしていたが、全くかすりもせず、落胆している我が子を見て、やっぱりただの凡人であったと胸を撫で下ろした次第である。