カテゴリ:ベルリン便り
11月末からクリスマスマーケットの明かりとクリスマスイルミネーションが 寒くて凍てつくベルリンの夜を質素に灯しています。 決して派手ではない数千個の薄白い豆電球が街路樹や 市に並ぶ屋台の屋根できらきらと光っています。 見上げるとまるで空一面が満天の星空のよう。 静かに過ぎてゆくキリスト教徒にとって大切なクリスマスシーズン、 穏やかに流れる時が安らかな心を齎します。 それとは対照的にドイツ人の大晦日は爆竹が鳴り止まず騒がしい。 ただのイベントにしかすぎないクリスマス時の日本の馬鹿騒ぎと少し似ている気がします。 敬う心が欠けた有様。 除夜の鐘だけが静かな夜更けの凛とした空気に鳴り響く日本の大晦日には なんとも言えない風情があるとしみじみ思います。 そこには敬う心があるのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 17, 2005 10:39:12 PM
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