2007/12/16(日)02:13
味付け海苔
日本でいう味付け海苔って、旅館の朝食で出てくるこれですよね。
スーパーでは大体、鰹節やうどん等の乾物コーナーで販売されている。
しかし、香港の焼き海苔類は御菓子売り場にコーナー取りされているのが殆ど。
香港の焼き海苔市場を拡大し、海苔をお菓子として立派に市民権を獲得するに成功したのは香港最大手食品グループ四洲食品グループだ。現在香港では「四洲紫菜」=味付け海苔。とイメージ付けられるほどこの会社の味付け海苔は本当に市民に浸透している。
海苔が香港でも売れる。と判断した日本メーカーは1990年代頃からこぞって香港に海苔をどんどん輸出し、現地法人をたて、営業マンを送り込み、日系スーパーに販売。しかしながらコーナー取り、売り込み部門を日本と同じ乾物部にしていた為、それほどの認知はされていなかった。しかし四洲はまずスーパーではなく香港の本当の"胃袋"である街市(消費者市場)に販路を定めた。これが成功の最初の1歩。四洲も最初は街市内の乾物屋、食品販売店に卸していたが、同じ街市のお菓子の量り売りをする店に販路を広げた。これが大きな成功だといわれる。
御菓子的なパッケージ。トマト味の味付け海苔(右の赤色の袋)
御菓子売り場に陳列されている味付け海苔。(わさび味)