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猫といねむり。

全5件 (5件中 1-5件目)

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よい動物病院の探しかた[総合]

September 10, 2007
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※はじめてこの連載をご覧になる方は その(1) 「動物病院の所在を確認する」からどうぞお読みくださいませ。

※猫さんが高齢であったり、引っ越し直後でストレスが溜まっている状態で猫さんに無理をさせたくない場合には、猫さんを連れて行く必要はないと前回書きました。下記 2.に進んでくださいね。


1 先生の診察状況をしっかりと確認する

(1)何をどのように診察しましたか?

前回では、診察台に置かれた猫さんを先生が診察しているところを笑顔で厳しくチェックするための項目を書きました。意思疎通のできない動物の健康を外観から判断するにはどの項目も決して落とせないものばかりです。先生の診察状況を心のなかでチェックをつけみましょう。

□ 診察室が清潔さで整理整頓がされているか
□ 体重を量ったか
□ 体温を計ったか
□ 糞便チェックをしたか @仔猫の場合
□ 視診は抜けていないか
 □ 毛をかきわけてノミ・ダニのチェックをしたか
 □ 眼と眼球の様子をしっかりと見たか
 □ 耳にダニや炎症がないか調べたか(時には顕微鏡も使う)
 □ 口を開けて炎症・歯石の有無を確認したか
 □ 歯茎や舌の色を確かめて貧血になっていないか診たか
 □ 皮膚の様子を確かめアレルギーや腫瘍の有無を確認したか
□ 聴診を聴診器を使っておこなったか
□ 触診を丁寧かつ慎重におこなったか
 □ 猫の身体の腹側から手のひらを使って臓器を触っていたか
 □ 手足の関節を曲げて痛みがないかどうか調べたか
 □ 腎臓の様子を丁寧にみたか @成猫の場合
 □ 首の甲状腺を触って腫れていないか確認したか @老猫の場合


(2)ご説明をしっかり聞きとりメモします

まずはお聞きした体重や体温をメモします。これまで量った体重と大きな違いはないか、体温に異常はないか聞き逃さないようにします。手持ちのノートにメモとして残しておくとなおよいです。

これらの診察記録を積み重ねて残しておくことは、今後いずれの獣医師に診察していただくときにも重要な資料となります。

なかには体温や体重を量らない先生もいらっしゃいます。そのときは下記2をご参考に「なぜ計測しないのか」についてお聞きしてみましょう。家庭での体温測定や体重管理について詳しく教えてくださる先生もいらっしゃると思います。

視診・聴診・触診を抜かしたり、それぞれの診察をできなかった先生には×をつけましょう。これでは何も診察していないのと同じだからです。


2 先生との対話--日頃からの互いの訓練が必要

(1)先生のご説明は理解できましたか?

視診・聴診・触診についての先生の所見をメモを取りつつお聞きしたなかで分かりにくかった点はないですか? 

猫を連れて行かなかった場合は、日頃から気になっている点などについて先生にご相談したなかでわかりにくかった点はないですか?

先生のご説明が難しそうに思えた場合は、できる限りその場で「分かりにくい」とかならず伝えましょう。

診察に長けた先生であれば、ご自身が理解できるように言葉を尽くし、あるいは図などを使って説明をしてくださるでしょう。説明に使っておられた言葉が分かりにくい--という、些細に思われるようなこともお聞きすべき事柄です。


(2)必要な情報を得るには質問が必要です

なぜ、分からないことを些細なことまで含めて必ず先生にお聞きする必要があるのでしょうか?

それはホームドクターから受けた説明の範囲内でしか治療がなされないからです。

不十分な説明しかしないホームドクターのもとでは、本来であれば選択できたかもしれない治療方法など、必要な情報を患者さんは十分に知らされていない状態です。猫に一番関心を持っているはずの患者さんが治療方針の決定には関与しないまま、ホームドクターの選んだ治療をすすめていることを意味します。

治癒しない病気や完治が困難な病気になったときには次々と小さな決定を下していかなければならなくなる場面が増えてきます。このような一刻を争う場面になってようやくホームドクターの説明不十分に気がついたり、ホームドクターへの不満と不信感を噴出させたりすることは、できれば避けたいことです。


(3)日常的な対話と自問を繰り返す

あれ? と思ったことはできる限りその場で、その場でお聞きするのが難しければ後日メモにまとめて改めて、先生に必ず質問してみましょう。先生のお答えを聞いて分からなければさらに詳しく質問をして対話を重ねましょう。その対話のなかで、ご自身がどのような治療を求めているのかについても自問せずにはいられなくなります。

選択肢の存在を知らされないまま獣医師の選んだ治療をすることに納得できるか? 治療方法が複数あるのなら説明を受けたうけで治療方針を決定するほうが納得できるか?

このことを自問自答しつつホームドクターとの会話を重ねておくことは、病気になったときの意思決定の訓練になります。


3.複数の動物病院に足を運ぶ

対話のなかで納得がいかないことがあればその点をメモっておきつつ、他の病院にも足を運びます。最初からよい先生に巡りあえたとしても他の動物病院のチェックを怠ることなく欠かさないようにします。

このことは獣医療が日進月歩の速さで進んでいることにも関係があります。ホームドクターはあらゆる疾病に対応せざるを得ない立場であるものの知識技量ともに十分なわけではないことがほとんどだからです(関連事項を後日upします)。

説明の不十分さを指摘しても改善されない先生には×をつけます。説明を理解できない患者の方が悪いのだ--という態度を取られる先生であれば、二重に×をつけて構いません。

病気になったときに必要な病状の説明、複数ある治療方法の提示にはさらに言葉を尽くす必要があります。日頃の問診ですら説明を怠る先生に患者さんとともに病気の治療を丁寧に行うことを病気になってから求めても荷が重すぎるからです。

なお、先生にあれこれ聞くのは失礼かな? と遠慮してお聞きにならないことは、ホームドクターの先生にとっても実益はあまりなく、のちに紛争のもとにもなりかねないことにも注意してください。先生は多くの患者さんと接しています。不満を後から述べられたりしても何が問題だったのか理解するのに時間がかかります。後からいきなり訴えられたりすることなども避けたいはずです。できればその場で不満を丁寧に伝えてくれる方が有り難いはずです。


・・・でも、詳しく聞くって何を聞けばいいの?
そんな疑問も出てくるかもしれません。

次は
~その(6) 動物病院で質問してみる です



バックナンバー
・その(1) 「動物病院の所在を確認する」
・その(2)「動物病院を下見する」
・その(3)「動物病院でカルテを作る」
・その(4)「動物病院に猫を連れて行く」
・その(5)「動物病院で相談してみる」


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Last updated  October 21, 2007 04:37:29 PM
September 5, 2007
※はじめてこの連載をご覧になる方はその(1) 「動物病院の所在を確認する」からどうぞお読みくださいませ。

※猫さんが高齢であったり、引っ越し直後でストレスが溜まっていたりして無理をさせたくない場合には、猫さんを連れて行く必要はありません。その(5)「動物病院で相談してみる」に進んでくださいね。


1 動物病院へ行く日時を決める

日時を決定するまえに動物病院に電話をかけます。

営業時間や支払方法(現金のみかカードも使えるか)の確認をするとともに、病院の接客態度、忙しさなどの雰囲気をつかむためです。勤務する獣医師の数やそれぞれの先生のご専門などをお聞きしてもよいと思います。

ここであまりにも雑な対応で耐えられない‥というのであれば、メモに理由を書いて×をつけておきます。

特に問題のない丁寧な対応をとっていただければ、営業時間を確認します。そして、診て戴きたい先生がいらっしゃれば出勤日、混んでいない時間帯をお聞きするといいでしょう。


2 猫さんは慎重に丁寧に運びます

猫さんはどんなに大人しくてもしっかりとした造りのキャリーバックに入れます。抱きかかえても暴れないからだいじょうぶ‥と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし道中は何があるか分かりません。猫を抱いてる貴方がこけてしまったら? 何かに驚いて思わず手を離してしまったら? 車に入れようとしたときにひょいっと猫さんがスリ落ちてしまったら? 

何かあってからでは遅すぎます。慎重に丁寧に運びましょう。

※ただし猫さんの症状・病態によっては必ずしもこの原則通りにはできません。喘息+多発性関節炎もちのうちの猫さんの場合は別の方法で運んでいます。


3 病院に着いても情報収集します

受付では下見をしたときに作っていただいた診察カードを出します。診察カードのない動物病院の場合は受付に名前や住所などを書く紙が置いてありますのでそこに必要事項を記入します。

その後、待合室で名前を呼ばれるのを待ちます。待合室を猫と犬とで場所を分けている動物病院もありますので、区分を確かめて座ります。

待合室で長く待たされてしまうときは猫さんを連れている方とお話が弾むかもしれません。何の病気で来ているのか? 病気に気づいたきっかけは何か? 治療に満足しているか? などの貴重なお話を私はお聞きすることにしています。

犬と異なり、猫は散歩時に情報交換をする、という機会がありません。諸先輩方からお聞きする治療経験談は勉強になります。
老齢の猫と一緒に来られている方からは猫との暮らしのコツや近隣の動物病院の評判もお聞きすることができるでしょう。


4 診察室では笑顔で厳しくチェックします

診察室に入ったらまずご挨拶をします。就職や入試のとき面接室に入るときと同じ感じです(^_^)笑顔を作ってご自身の気持ちもリラックスさせます。

(1) まず診察室の様子をチェックします。

診察台は綺麗に拭かれているか、床に毛が落ちてないか、備品は整理整頓されているか、ゴミ箱はゴミであふれかえってないか‥さささっと確認します。

(2) 次に診察台に置いた猫さんへの視診・聴診・触診の様子をチェックします。

体重、体温をはかることから診察は始まります。
仔猫の場合は糞便チェックが入ります。
お腹に虫がいないかどうかを確かめるためです。

a. 視診

体毛の様子とノミやダニがいないかのチェックもします。
眼は目やにや涙が出ていないか、眼球に炎症がないかをみます。
耳にダニや炎症がないかもみます。
口の中も炎症がないか、歯石が溜まっていないかを確認します。
歯茎や舌はピンク色が通常なので、貧血により白くなっていないかもみます。
皮膚はアレルギー反応が出ていないか、
腹側の皮膚や手足も含めて腫瘍ができていないかどうかも確認します。


b. 聴診

聴診器を使って心臓の音も聞きます。猫の心音は聞こえにくいのでお静かに‥。もしご興味があったら、心音を聞かせて貰うといいと思います。


c. 触診

触診は手で外から臓器の状態を触って確かめるものです。どこか痛がるところはないかも(本来は)くまなく調べるので、猫さんが嫌がったりすることもあるかもしれません。丁寧にかつ慎重にしっかりとなされているかを見ておきます。

猫さんの年齢に応じて気をつけるべき点が増えます。

成猫の場合は腎臓を特に丁寧に診る必要があります。
しっぽのつけねから少し頭上にあがったところに背骨を挟んで左右2個あります。
ここを丁寧に診てくれる先生かどうかは必ずチェックしましょう。

老猫の場合は、首の甲状腺も確認されるでしょう。
甲状腺機能亢進症ではないかどうかを確認するためです。


ひととおり猫さんの診察を終えた先生にいろいろ聞いてみましょう。

次は
~その(5) 動物病院で相談してみる です。


[参考になるページ]

獣医さんによるこんなページもあります。
猫に必要な理想的な予防プログラムとは?-本当に必要な予防プログラムを受けていますか?-@小宮山獣医師



バックナンバー
・その(1) 「動物病院の所在を確認する」
・その(2)「動物病院を下見する」
・その(3)「動物病院でカルテを作る」
・その(4)「動物病院に猫を連れて行く」
・その(5)「動物病院で相談してみる」


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Last updated  November 2, 2007 11:46:39 PM
August 31, 2007
※はじめてこの連載をご覧になる方はその(1)「動物病院の所在を確認する」からどうぞお読みくださいませ。


1. 下見に行ったなかから×をつける動物病院を選びます。

その(2)「動物病院を下見する」では、所在を確認して下見をした動物病院のうち

1. 何度見ても、いつ行っても誰も患者さんがいない
2. 待合室の様子を見ると猫にも自分にもストレスになりそう
3. 不潔すぎて耐えられない状態・病気になってしまいそう
4. 車を交通手段とする場合には路上駐車をせざるを得ない

これらの動物病院には×をつけます。

このうち1つでも×があれば下見には行きません(4については病院の立地が都心の場合は付近の駐車場の有無も考慮してください。このような場合は×を△にせざるを得ないこともあります)。後日、時間と余裕があるときにさりげなくチェックすることはお忘れなく‥・。


2 ×のついていない動物病院に実際に足を運びます。

猫を連れて行く必要はありません。外からみていた様子と中の実際の状態との相違をチェックします。待合室の様子や清潔さ、処置料金の掲示などはしっかり見ておきましょう。あまりにも汚い、(滅多にないことだと思いますけれども)料金が異様に高すぎるという場合には、心のなかで×をつけて帰宅しても構わないと思います。


3. 動物病院でカルテの作成をお願いします。

動物病院の経営状態や患者さんへの配慮の有無、働く人々の動作の機敏さ、確実さをご自身の眼で確かめます

動物病院の窓口でカルテの作成をお願いしてみましょう。

「引っ越してきたばかりなので猫を連れてきていないけれども、今度連れてきますのでカルテだけ作っていただけますか?」と受付の方にお伺いしてみてください。

たいていの病院ではカルテを作ってくれます。

同時に診察券も作ってくださるでしょう。ここであなたの「カルテ番号」ができました。これは後々威力を発揮します。後日必要があって電話での問い合わせする時にもカルテ番号を先に述べて用件を伝えると話はスムーズに進むものです。

他方、カルテを作ってくれない病院もあります。

なぜか。これはいつ来るとも分からない患者のためにカルテの紙を消費するのがもったいないから‥という理由が多いように思われます(^^;あまりにも利益が少ないのかもしれませんし、コスト意識が激しいのかもしれません。しかし、こういう病院だと手術道具や検査道具など安全を確保するための経費はしっかり出してくれているのか‥少し疑問に感じてもおかしくないように思います。

さらにこのような病院は後日カルテを作っても診察カードを用意していないこともあります。緊急時にはあわてがちな患者さんがすぐに連絡を取るときには診察券を頼りにするものです。患者さんの便宜に少し鈍感なのかもしれないな‥と推測できてしまいます。


4, 病院取り扱いの処方食(療法食)などを確認しましょう。

獣医師を含め、スタッフの方々が迅速かつ的確に働く環境にあるかどうかを見ると同時に、親切さの度合いもチェックします。カルテの作成の有無にかかわらず、どちらの病院でも、処方食やサプリメントについてお聞きします。

(1) まず、腎不全の猫さん用の処方食(療法食)の取り扱いをお聞きします。

猫さんは腎不全になりやすい傾向があります。「引っ越し前の動物病院では処方食やサプリメントなどを購入していた」などとお話しても不自然ではありません。

そこで、その動物病院で取り扱いのある処方食(療法食)の銘柄、種類、すぐに買えるのか、取り寄せにかかる日数はどのくらいか、値段をしっかりメモします。価格については帰宅後に相場と比較してみましょう。あまりにも高額な場合は稀ですので、そのような病院には×をつけてもいいかもしれません。

(2) 次に、それらのうち気になったものの在庫の有無を聞いてみます。

在庫の把握は面倒なものです。質問にすばやく丁寧に回答されるスタッフはきちんと訓練されているものと考えられます。動物病院内の薬剤などの管理も比較的整然としているものと考えられます。簡単な作業を正確に行うことができる動物病院は手術のときにも不安感が少し減ります。

逆にあまりにも時間がかかったりするような動物病院には不安が募ります。処方食だけ管理がいいかげんで、薬剤はきっちり管理している、手術のときだけはてきぱき動く‥ということは考えにくいからです。

なおサプリメントなど高額な商品を積極的にすすめてくる動物病院もありますので気をつけてください。断るのが苦手な人はお財布を持たずに行く、必要最低限の金額だけにする、などの準備(^^;をしておくと、「お金がない」と断る口実になります。


5. 家に帰って動物病院に×△○をつけます。

どの動物病院も完璧ではありません。それぞれの病院の特徴、利点、欠点などをちょっとしたメモ程度でよいので書いて並べてみます。

カルテを作成したり、在庫の有無を確認して戴いているときには待合室の様子や診察室の様子もさりげなくチェックしていらっしゃるはずです。ご自身の生活環境、猫さんの状態などに応じて、すべてを委ねることはできないもののここまでなら許せる、ここの部分だけは利用したい‥という箇所を確認してみてください。

この作業を通じて、動物病院の順番が自ずとつけられてきます。この優先順位にしたがって○の度合いが強い動物病院から「診察の下見をする」ことになります。

いよいよ猫を実際に連れて行って、先生の診察状態を確認をします。

~次回は
 「その4:動物病院に猫を連れて行く」 です。



バックナンバー
・その(1) 「動物病院の所在を確認する」
・その(2)「動物病院を下見する」
・その(3)「動物病院でカルテを作る」
・その(4)「動物病院に猫を連れて行く」
・その(5)「動物病院で相談してみる」


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Last updated  October 21, 2007 04:38:24 PM
August 30, 2007
その(1) 「動物病院の所在を確認する」の続きです。

動物病院の所在を確認する作業を通じて作った、動物病院の名前、住所、営業時間、休業日をチェックしたメモを持ち「動物病院の下見をする」ことをします。

下見なので猫を連れて行く必要はありません


1. 第一の目的は、混雑具合を確かめることです。

診察時間内に行きます。たいていの病院では、午前中診察時間の一番最初から1時間くらい、診察時間終わりの30分前くらいが混みやすい時間帯です。午後はまちまちです。

病院の休業日翌日に午前中診察時間の少し前に行くと、定期的に通っていらっしゃる方々が入り口前で待っていることもあります。このとき誰もいない--ということはしっかりメモっておきます。院長先生や副院長先生など、病院をささえる中核となる先生の休業日翌日の一番早い診察時間についても同じことがいえます。

複数の病院の下見を一緒にすると混み具合の差が分かってよいです。ある病院では満員なのに、他方では20~30分待っても誰もいない・・ということもあります。ただし複数の獣医さんが勤務されている場合は曜日によって混み具合も異なります。できれば平日と土日とに分けて違いを見るといいと思います。

日をかえて何度見ても誰も人がいない病院には×をつけます。できれば行くことを止めておくほうがいい病院のひとつかもしれません。誰もいない原因を追及する必要はありません。ここでホームドクター候補からいったんはずします。いつ見ても混んでいる病院には一応○をつけておきます。


2. 第二の目的は、病院の構造・雰囲気を確かめることです。

まず、待合室で犬からのストレスを猫が受けにくいような工夫をなさっているかどうかをチェックします。

猫専門病院でない限り、病院に犬も来ます。待合室が狭ければ狭いほど犬が苦手な猫にはストレスが多くなります。待合室が広ければ猫のストレスを回避する場所を自主的に作ることも可能です。自分が猫を連れて行ったときに猫も自分もストレスなく待つことができるかどうか?を基準に、動物病院に × △ ○ をつけていきます

次に、病院の周りやなかが清潔かどうかをチェックします。

病院の入り口付近では、病院へ行くことに恐怖やストレスに感じた犬がおしっこをしてしまうこともあります。匂いが強く残っていれば、すぐに掃除をする余裕のない病院、清潔さに関心のない病院かもしれないと推測できます。

人手が少なすぎると動物の手術の際に思いもかけない不手際を起こす危険性があります。清潔さへの関心が少なすぎると、免疫力が著しく低下した猫に院内感染が生じる危険性もあります。自分の猫の状態、自分の清潔度との比較で、耐えられるか、危険ではないか、という基準で動物病院に × △ ○ をつけていきます。

そして診察室に診療料金をかかげているかどうかもチェックします。

自由診療となっている動物病院を利用するうえで、明朗会計は大事なことです。緊急に手術や投薬が必要になったときに思いもかけない料金を請求されると困ります。継続的に動物病院を利用しなければならない疾患がある場合にも、治療を継続できるかどうかにかかわる重要な要素になります。

複数の獣医師が勤務する病院では、待合室内にわかりやすく掲示していることがあります。料金パネルを壁に掲示していなくても、冊子にして窓口においてあるところもあります。そこで、料金表をパネルで掲げていないということだけではこの段階では×にできません


3. 第三の目的は、交通手段の確認です。

ご自身の車で行く場合には動物病院に十分な駐車スペースが確保されているかを確認します。動物病院のご近所の方に迷惑をかけないような駐車場があるかはとても大事です。

タクシーで行く場合は、帰りの足の確保がスムーズにできるかをチェックします。動物病院からタクシーの送迎の手配を連絡してもらう場合にも停車場所に問題がないかを確認します。また一回あたりの料金を把握しておくことも大事です。

バスで行くならば、運行本数が十分にあるか、バス内の混雑具合はどうか、を確かめます。余裕を持って自分が座れる時間帯や、キャリーバックを安全に置く余裕があるかどうかを確認します。

徒歩で行く場合は、おおよその徒歩時間を記憶します。重たいかもしれない猫をどのように持っていくかを検討するためです。雨の日も通院しなければならないときがあるかもしれません。キャリーバックを持ちやすい形のものにしたり(リュック型やバギータイプのものなどもあります)、自転車の荷台にキャリーバックをしっかりヒモで結わえて載せて自転車を引っ張って歩いたりなど、自分と猫が危険なく歩けるように工夫を考えます。


4. 第四の目的は、患者さんたちの様子を確かめることです。

もしも可能であれば診察を待っている人の実際の感想を聞くことができるとよいと思います。混雑している病院では大型犬などは外で診察を待っていらっしゃることもあります。犬は得意でも猫は苦手という先生もいらっしゃいます。引っ越してきたばかりで猫のために動物病院を探していることやよりよい先生を捜していることなどを率直に話してみると、思いもかけずいろいろな情報を教えていただけることがあります。

ここで得た情報も忘れないように、持ってきたメモに耳より情報としてつけておきます。教えていただいた情報のみで病院に×はつけません。あとで自分の目でしっかり確かめます。


5. 家に帰って、それぞれの病院について総合的な判断をします。

×がひとつでもあれば、×にします。○はもちろんホームドクター候補です。しかし△+も候補です。実際に病院のなかに入って診察の様子を確認してから○か×かを決める微妙なラインにあるからです。これを見極めるためには、動物病院のなかに入って、実際にスタッフの方や先生の様子をしっかり見る必要があります。

そこで、次に「動物病院でカルテを作る」作業をします(しかし、この段階でもまだ猫は連れて行きません)。


~次回は
 「その3:動物病院でカルテを作る」 です。

バックナンバー
・その(1) 「動物病院の所在を確認する」
・その(2)「動物病院を下見する」
・その(3)「動物病院でカルテを作る」
・その(4)「動物病院に猫を連れて行く」
・その(5)「動物病院で相談してみる」


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Last updated  October 21, 2007 04:38:46 PM
August 29, 2007
慣れない土地で動物病院を見つけるにはどうしたらいいのか? ホームドクターとしてよりよい動物病院を見つけるにはどうしたらいいのか? これから数回に分けて書いていきたいと思います(対象動物は猫を考えています)。


まず第一に、「動物病院の所在を確認する」ことです。

当たり前のように思われるこの作業もかなり大事だったりします。

意外におすすめできないのが
「タウンページ」や該当動物病院のwebだけを見て決めることです。

タウンページ」は病院側の支払う広告料により広告の大きさが異なります。高額を支払えば大きく目立つように掲載されます。いくらよい動物病院であっても広告料が基本料金のみであれば、たった一行です。先生の腕には関係ありません。これでは何も判断できません。

動物病院が作成するwebについてはもっと深刻です。誇大宣伝のようなwebもあります。これまで動物病院に通ったことがない場合には、とても素晴らしい病院に見えてしまうことがあるようです。腕のいい獣医さんであっても、個人経営の場合は診療が忙しくwebを作成・保守することが難しい場合もあります。

そこで、最初のうちは、動物病院のwebは「実際に通院することになってから見る」「あったら便利」という程度に考えておいた方がいいのかもしれません。よい動物病院であれば、勤務する獣医師の出勤表や休業の案内が書かれていたりします。電話番号をうっかり持って出なくて外出先で地図や電話番号を確認するのにも役立ちます。

※ご注意※ 専門性の高い動物病院の場合はwebが非常に充実しています。特定疾患の治癒を検討する場合は、積極的に利用することが望ましい場合が多いです。二次機関についての情報は「猫を大学病院に連れて行くには:動物の高度医療機関 -- 「受診の手引き」のまとめ 」にあります。


では何から動物病院を探せばいいのか。

特定疾患の治癒を目的としない一般的な場合について言えば

まず会員でなくても検索できる、「アニコム」の動物病院検索が便利です。

日本全国で約4300件(2007.8現在)の登録があります。同社のペット保険に加入していなくても検索ができます。同社の保険を利用しなくても、ここで見つけた動物病院を受診することができます。

次に会員登録をすれば質疑応答も見ることができる「だいじょうぶ? マイペット?」病院検索です。

登録している動物病院は289件(2007.8.29現在)と上記より少なめです。しかし登録している動物病院の獣医師がペットの症状に対する質問に寄せた回答を見ることができる、というメリットがあります(登録料は無料です。病院検索は登録しなくても可能です)。

そっけない返答もあれば、短くても必要なことをしっかり伝えている回答もあります。見えない相手に対してもいつもと変わらずに丁寧にお答えになっている先生もいらっしゃいます。専門用語を分かりやすく丁寧に伝えている様子は日頃の診察での鍛錬も伺われます。このような新しい取り組みに参加する積極性も病院選びには大いに参考になるでしょう。

それから「動物の傷を湿潤療法(うるおい療法)で 治療している獣医師のリスト」動物病院エル・ファーロも参考になります。人間の治療でもまだ新しいと言われる治療法ですので、獣医療での取り組みを積極的に表明されていることは、オープンマインドな診療を行っていることを推測させます。

さらに日本臨床獣医学フォーラム全国動物病院検索も登録が6222件(2007.8.30現在)と多くありますので参考になります。夜間診療の対応が可能だと登録している病院も約524件(同上)あります。

このほか(財)鳥取県動物臨床医学研究所 が公開している動物臨床医学研究所会員の動物病院リストもあります。名前・住所・電話など一行情報しかないものの、専門性の高い治療を提供することで著名な病院も登録されており参考になります。

しかし、腕の良いすべての獣医師がこれらの名簿に登録されているとは必ずしもいえません。新しい試みやアニコムの保険事業に参加しているとは限らないからです。

そこで、タウンページに掲載されている動物病院の営業時間・住所情報も利用する必要がでてきます(一部では建物画像あり)。同様規模(全国96000件以上)で探すことができる動物病院検索医者どこ.netでは口コミを見ることもできます。

これらを使って、病院の営業時間・休業日もチェックして、「どこにも診察してもらえない」という時間帯をなるべく減らすということにも注意を払うことができればいいと思います。

※ご注意※ 地方によっては難しい場合もありますので必須ではありません。特にホームドクターを探す場合には24時間対応を中心にして探すことはあまり益がありません。このことについては別途書きます。)。

この作業を通じて、

1) 24時間みてもらえる(だろう)病院
2) ホームドクターとして見ていただきたい病院
3) 家の近くの病院

ぞれぞれについて1つではなく複数箇所、見つけておきます。


~次回は
 「その2:動物病院を下見する」です。


バックナンバー
・その(1) 「動物病院の所在を確認する」
・その(2)「動物病院を下見する」
・その(3)「動物病院でカルテを作る」
・その(4)「動物病院に猫を連れて行く」
・その(5)「動物病院で相談してみる」


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Last updated  October 21, 2007 04:39:09 PM

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