モノが、語る、物語。

私たちの住むマンションの目の前は、
でっかい空き地があります。
その向こうにテニスコートが見え、遠くに山が見えます。
西側です。ベランダ側です。

歩いて一分の八百屋さんに行った帰り、
その空き地の前で自宅を見上げると、
ベランダ越しに部屋の明かりが見えます。

それが見えたとき、いつもつぶやくひとことがあります。

「人生楽しいなぁ・・・」

毎晩食事が終わると、夫と二人でごろごろしながら
テレビを見てのんびりします。
面白い番組がないときは、二人で話をします。
なんか、いつも二人で爆笑してます。
そういうときにも
「人生楽しいねぇ」って言います。

何が楽しいか？わからないけど、
さんまさんが言ってた
「生きてるだけで丸もうけ」ってことだろうと思います。
生きてるだけで楽しいことが転がってくる気がするんです。

もっと上手に表現できたら、と思うけど、
どうにも言葉が見つかりません。

夕日を見たら楽しいし、
朝日に照らされた木々を見ても楽しい。
夫と二人でマンションの階段を上るだけでなぜか爆笑。
夫は私の寝グセ頭を見て「ピグモンだ」と爆笑。
私は夫の横顔を見ながら「耳毛が生えてる！」と爆笑。

なんか楽しいんですよ。
楽しいことなんて、そのへんにゴロゴロおっこちてる。
見つけて拾って、倍に表現したら、倍面白くなる。
乗ってくれる相方がいてこそなんでしょうけど。

人生楽しいなぁ・・・・

そうつぶやけることって、しあわせの法則ではないかな？