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2010年08月27日
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カテゴリ:北朝鮮ニュース
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「北朝鮮は5,000tに至る化学兵器を保有しており、戦時には1万2千tまで生産することができる能力がある。北朝鮮が保有する化学物質の中で、TICという毒性の化学物質は、一般の軍用化学兵器の装備では探知されないし、軍で使う防毒マスクや防御服では防御が不可能である」(米ランド研究所ブルース・ベネット博士)

北朝鮮に精通した専門家たちは、異口同音に北朝鮮が保有している核とミサイルより、生化学兵器が脅迫的だと指摘する。同時に北朝鮮が韓国を奇襲攻撃をする場合、核やミサイルより生化学兵器を先に使って、戦争のイニシアチブを握るはずだという憶測も提起されている。生化学兵器は少ない費用で作ることができるのに破壊力が大きいので、「貧者の核兵器」という別称も得ている。1Km2にいる人間を殺傷するための生物兵器を作る場合、同じ条件で核兵器を作るのに比べて、1/800程度の費用しか掛からない。

大量に生産することができる上、保管が簡単だし、少量でも多くの人間を殺傷することができる。その上、接近が難しい地形でも効果的に攻撃することができるし、敵が気付かない内に、痕跡もなく攻撃することができる。神経作用剤VXの場合、1滴以下の分量で4分以内に人間を殺すことができる。ガス形態で目にはっきりと見えないので、敵に極甚な恐怖心を抱かせると同時に、敵は多様な装備を準備しなければならないので、戦闘の効率性を落とすことが出来るという効果も期待できる。このような利点のために、北朝鮮は1960年代から生化学兵器の開発に取り掛かり、約10年で独自的に生化学兵器を作り始めた。

北朝鮮、致命的な化学兵器を5,000t保有

生化学兵器は、生物兵器と化学兵器に分類することができるが、北朝鮮はこの2つを、非常に組織的かつ体系的に開発して保管している。約20種に達する約5千tの化学作用剤を全域に分散貯蔵している北朝鮮は、この中でも特にサリンとVXといった神経作用剤、化学作用剤の生産に集中しているとのことである。

化学作用剤の生産地は、平安北道朔州(サクジュ)にある清水化学工場、平安南道順天(スンチョン)にある順天窒素石灰肥料公団、咸鏡道咸興にあるビナロン(合成纎維の一種)工場を含む12カ所である。大部分が嘔吐と水泡、窒息を誘発したり、血液と神経に作用する化学作用剤を生産している。研究は新義州(シンウィジュ)、興南(フンナム)、江界(カンゲ)、龍城(ヨンソン)などで進められている。研究開発を通じて生産された化学作用剤は、兵器化されて後方で保存された後、サンウム里、サンサム洞、サリウォン、ワンジェ峰といった前線にある弾薬庫に配置されるとのことである。

化学兵器の中から代表的なものとして、サリンの破壊力を調べて見よう。サリンは毒性が非常に強い化合物で、人間の中樞神経を攻撃する。サリン・ガスを吸引した場合、数分で死亡するほど致命的である。アメリカ・ランド研究所のブルース・ベネット博士は、サリン・ガス1tを散布した場合、23万人の死亡者が発生することがあり得ると明らかにして、化学兵器の破壊力がどの程度かを紹介した。北朝鮮はこのような化学兵器を5,000tくらい保有しており、戦時には2倍以上生産することができるとされている。

北朝鮮の化学兵器の脅威を分析したある報告書によると、北朝鮮が240mm長射距離放射砲100台に15tのサリンを搭載して発射した場合、発射量の60%だけが目標地点に到達したとしても、最低で4万6千人、最高で46万人が被害を被ることになる。スカット・ミサイルを使って攻撃した場合、人命の被害はもっと急増する。

化学兵器より敵をもっと恐怖に陥れる兵器は、生物学兵器である。生物学兵器は微生物病源菌や毒素、バクテリア、ウイルス、カビなどで作られる。匂いや形態もなく、肉眼で識別することもできないから、化学兵器よりずっと隠密に敵を攻撃することが出来る。即効性もあるが、潜伏期を通して広い範囲で長期間に渡って敵を焦土化することができる。

北朝鮮は炭疽菌、天然痘、ペスト、コレラ、膓チフス、発疹チフス、赤痢、梅田熱、黄優毒素、ブルセラ症、野兎菌、ボトルリニュム毒素、黄熱病などを自主的に培養して生産することができるとされている。

代表的な生物学兵器である炭疽菌は、呼吸器を通じて感染し、潜伏期が1~6日程度である。そして呼吸困難や敗血症といった症状が現われた後、抗生物質を投与しても致死率が80~95%に達する。また、炭疽菌100kgを大都市の上空から低空飛行で撒布した場合、1メガトン級の威力の水素爆弾が爆発した時に匹敵する殺傷能力を持つともされている。世界保健機構でも20Km2の都市に炭疽菌50kgを撒布した場合、少なくは数万人から、多くは数十万人が死亡するか被害を被るはずだと言及した。

アメリカ国土安保部が2005年10月にマスコミに公開した「15大災害」にも、液化炭疽菌と伝染性肺炎菌の撒布に関する最悪のシナリオが言及されている。テロ犯が液化炭疽菌を搭載した車に乗って、2週間アメリカ国内5都市を通って菌を撒布したと仮定すると、事件の発生から2日間経過してもこれを見抜くことができない。このような攻撃を受けた場合、35万人が炭疽菌に露出して、1万2300人が死亡することがあり得ると同報告書は予測した。

北朝鮮が培養中の天然痘ウイルスの場合、過去の全世界の死亡原因の中で10%を占めるほど恐ろしい疾病だったが、1979年に影をひそめた。従って、抗ウイルス剤がない天然痘に感染したら、高熱、悪寒、頭痛、痛症と共に、意識錯錯乱が始まる。一般的な天然痘も致死率は30%だが、肌に出血が現われた場合、致死率は100%とされている。

1954年から微生物研究所を運営して来た北朝鮮は、中国と日本から技術を導入して、1970年代末から本格的に生物学兵器の開発に着手した。現在、北朝鮮は全域に国防科学院傘下の細菌化研究所と医学研究所を含む5カ所の研究施設と、3カ所の生産施設、1ヵ所の実験所を運営中である。北朝鮮は人間と動物の体から細菌を抽出して培養してから、これを金日成医大で政治犯を相手に生体実験していると知られている。








最終更新日  2010年08月27日 11時27分35秒
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