年中真冬

　最近のこの時期は「システムアーキテクト試験（SA）」の 受験 不合格レポートばかりなのですが、中華ウィルス（中国が発端の新型コロナウィルス）のせいで、情報処理技術者試験も阿鼻叫喚を呈しています。

　さて、そのシステムアーキテクト試験も「例年10月に実施を予定している秋期高度試験区分、ITストラテジスト試験（ST）、システムアーキテクト試験（SA）、ネットワークスペシャリスト試験（NW）、ITサービスマネージャ試験（SM）につきましては、本年11月以降での実施の可否を検討してまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により試験会場を十分に確保できないことから、令和2年度における試験実施を見送ることになりました。 ST、SA、NW、SMにつきましては、令和3年度春期試験での実施を予定しています。 」となっています。

　なんとっ、今年度（令和2年度）は、春季試験の全てが見送り（ITパスポート試験は除く）になり、その分を、秋季試験に繰り下げましたが、「基本情報技術者試験（FE）」と、「情報セキュリティマネジメント試験（SG）」は更に延期するのだとか。
　理由としては「試験会場を十分に確保できない」らしいです。「情報セキュリティマネジメント試験（SG）」は、受験者数はそんなに多くないと思いますけど？　逆に「基本情報技術者試験（FE）」は、春季試験を見送っただけに、受験者数がおよそ倍になったのでしょう。

　で、「SG、FEのCBT方式での実施について」として、「令和2年度10月試験での実施を延期するSG、FEについては、令和2年度中（令和2年12月～令和3年3月の複数日を予定）に、現在の出題形式、出題数のまま、CBT（Computer Based Testing）方式で実施します。」とか。
　更に「また、情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験については、令和3年度以降も、このCBT方式での実施を継続します。」だって。

　基本情報技術者試験の午前試験は短文なので、CBT（Computer Based Testing）方式がベストなのでしょうが、午後試験は長文の試験問題となります。
　パソコンの画面でスクロールを駆使して長文問題を理解しろっ、て無茶過ぎる
　せめて問題文は従来通り、紙冊子で提供するべきだ。

　そもそも、約10万台もの端末を用意できるのでしょうか。これも無茶過ぎるｗ

↑令和元年秋の受験者数は、基本情報技術者試験だけで91700人！

　また、「システムアーキテクト試験（SA）」なども「なお、新型コロナウイルス感染症対策を前提とした『新たな日常』を踏まえた試験の在り方を抜本的に再検討し、2年後を目途に、新方式への移行を目指します。 」とか。嫌な予感がするのと同時に、IT系の資格試験なのに何で今まで昭和時代のアナログ方式を継承してきたのか、不思議です。

　「基本情報技術者試験（FE）」の場合、午前・午後試験とも「4択」なので影響しませんが、解答を30文字以内で手書きしたり、論文を手書きしていた「システムアーキテクト試験（SA）」などは、パソコン上でタイプすることになるのでしょう。
　誤字・脱字が減少するばかりでなく、汚い字によって読めないなどの減点も少ななるメリットも多くなりますが、反面、評価が厳しくなったり、試験時間が短くなったりするに違いない。

↑ITパスポート試験のCBT方式の様子

　さて、管理人はそれまでに無事、合格できるのでしょうか、それとも、CBT方式になっても不合格を貫くのでしょうか。

　ちなみに、今までは、春試験だった「プロジェクトマネージャ試験（PM）」、「データベーススペシャリスト試験（DB）」、「エンベデッドシステムスペシャリスト試験（ES）」、「システム監査技術者試験（AU）」は秋試験、これまで秋試験だった「ITストラテジスト試験（ST）」、「システムアーキテクト試験（SA）」、「ネットワークスペシャリスト試験（NW）」、「ITサービスマネージャ試験（SM）」は春試験でしたが、今後は逆転するのでしょう。