相模湾でのんびり真鯛様探し
釣りの科目が増えてすっかり真鯛様とご無沙汰している。真鯛といば久里浜沖が多かったのだが、なんか一か所でじっと浮かんでるのもどんなもんかなと思い、次回真鯛釣りに行くときは相模湾にしようと思っていた。それに、久里浜沖では乗っ込みが今か今かと期待されているようだが、今年は潮がおかしいのかちょっと遅れているようだ。さらに剣崎沖とかだと、あの大船団を見ると、鯛より船のほうが多いんじゃない??ってくらい釣れる気もせず、、、。釣果はそれほどよくないが、葉山や佐島あたりから出る真鯛船は亀城根とか葉山沖とかポイントを、転々として釣らせてくれるので毎回新しいポイントで期待感だけはアゲアゲ。ってことで、今回は佐島の『志平丸さん』からのんびりクルージングがてら真鯛様を探しに行ってきた。やはりここのところ釣れていないので、お客さんの出足も鈍いのかなんと左舷大ドモが空いていてラッキー。のんびりとした雰囲気の中、9名のお客さんを乗せて6時前に出船。そうそう、これは帰港後の写真だが、佐島の志平丸さんでは沖に係留されている船にハシケで渡るシステムなのだが、なんかこれもワクワクして楽しいんだな。。さて、最初に向かったのは佐島から真沖くらいの亀城根の端のポイント。水深48mで下からハリスプラス2mでやってみてくださいということで、期待を込めて第一投。潮はゆっくりとだが陸に向かって流れているようで、コンディションは抜群なはず、、、だがアタリなし。エサ取りが多いようで、こまめに付け餌をチェックしないと、空針をぶら下げている状態になるので、コマセは少な目、手返しは多目で時々誘うって感じで1時間。っとここで後ろの右舷大ドモの常連さんが、キロクラスの真鯛様をゲット。タナはハリスプラス3mということで、4mから落し込んだり、3mでじっと待ったり、手を替え品を替えやってみるが、左舷全員異常なし。すると、やはりポイント移動して、富士山が綺麗に見えるちょっと深い68m。今度は付け餌が残ってくるので、喰えば真鯛様っと思ってやっているのだが、やはり船中異常なし。あまりに釣れないので、船長が大きく城ケ島方面へ移動し、水深38mと浅いポイントは多分荒崎沖あたり。すると、着底して底から2mにセットした途端、クイックイッと本日初のアタリ。しかもソコソコ引く。ゆるゆるにしたドラグを滑らせながら、慎重に巻いていると、ミヨシでも同時ヒットしたらしく船長がタモ取りに行っている。っが、ミヨシであがったのはアジ。むむむっ、もしかしてこれもアジ??っと思いながらも半分期待を込めて天秤を掴み、仕掛けを手繰ると、、、、はい、隊長もきっちりアジでした。。。それにしてもいい引きなわけだ、35cmくらいのサバみたいなアジが一荷で喰ってきたので、真鯛様くらいの引きにはなるわな。。。アジの入れ食いタイムか?っと思ったが、船中アジが喰ったのはこの一瞬で、ぱったり釣れなくなってしまい、乗り遅れた胴の間3人様はアウト。それにしても、この間まではホカロンだとかネックウォーマーだとか言っていたのに、いいお天気で日焼け止めが必要になるほどの陽気。浅いポイントもイマイチだったようで、船長はまたも亀城根の北側方面に逆戻りしたが、なかなか船が止まらない。うーん、朝出船前にFBで『今日はのんびり遊覧船気分で出発(^O^)』なんてつぶやいたとおり、ほんとに一日遊覧船だ。昼過ぎてから、予報通り少し南風が強くなってきたが、時間一杯までクルージングして終了のホイッスル。この日の釣果は、終盤に右舷ミヨシの常連さんがあげたキロオーバーの真鯛様と朝の真鯛様の船中2枚、アジ少々。でも、今日は小春日和の穏やかな凪だろうと予想していたので、釣果よりものんびり相模湾をクルージングするつもりで来たから、満足感と癒され度は100点満点。でっ、帰ったらアジ2匹だけなので、サクッとクッキング。デカい方が男の子で腹パン、小さい方が女の子で、これまた卵爆発寸前で、お味のほうは期待できそうもないが、姫様も殿下も全員一緒に食べるというので、定番のタタキとお刺身。これがまた意外とアジのお刺身が美味しくて好評。アジじゃなくて、シマアジやカンパチに近い味だとのことで、姫様はこのお刺身がお気に入りになったようだ。そして、マルッチ亭さんのイナダのマヨネーズ炙りにヒントを得てアジバージョンで真似っ子。玉ねぎのスライスを敷いて、薄切りしたアジを並べ、上からマヨネーズを掛け、うちのロズマリオを乗せたらオーブンで12分。下に敷いた玉ねぎが美味しかったとは姫様の評。最後の半身は塩したあと、お酢で〆てアジ酢にし、姫様の朝ごはんとして手毬寿司に。殿下の朝ごはんにアジ酢丼にして、デカアジ2本はこうして完食。天の神様、海の神様、今日も楽しいクルージング、いや釣りの一日をありがとうございました。