スパ郎の旅日記

急遽用意した竿のおかげで、へたっぴな隊長でもマルイカちゃんが
釣れたので、マルイカとムギイカの食べ比べをしてみた。

まずはお造りで。



右のやや黄色がかったのがムギイカちゃん、左がマルイカちゃんだ。

むむむっ、こりゃどっちも柔らかくて甘いので、甲乙つけられん。

両方ともイカ臭さはゼロ、イカのとろっとした舌触りはムギイカの
方が強い感じだが、マルちゃんのまったり感もいい。

で、お次は念願のマルイカとムギイカの沖漬けの食べ比べ。



これはマルイカちゃん。マルちゃんはワタを取ってゲソだけ添える。

とろっとろで堪らん。

そしてムギイカちゃんは、いつものようにワタを取り出して墨袋と
不用なワタを取り除いてから、肝を胴に戻して輪切り。



やはりイカの味はムギイカの方が強いが、上品さという点では
マルちゃんになるのかな。。。でもやはり甲乙つけられん。

そしてご飯のお供は、イカちゃんぷるー。



色は悪いが、ちょっと効かせたムギの肝とゴーヤの苦みを
身の甘さを卵が上手くまとめてくれている。

そして、マルイカが釣れたらどうしても作ってみたかったのがこちら。



そう、イカ飯だ。

手前がマルイカ、奥が沖漬けにしたムギイカで、これを朝っぱらから
コトコトと煮立てて仕込み、一旦火を消して味が馴染んだ夜に
食べようという魂胆。

で、帰宅したらイソイソと温めて、マルイカバージョンを戴いた。



もっちもちの餅米を、柔らかいイカちゃんが包み込んでいて
しかも味が程よく滲みている。

刻んで混ぜたゲソもいいアクセントになっており、こりゃー
これからは毎年大量に捕獲してきて大量に仕込まなければ。

イカ飯は、身の薄いマルイカちゃんのほうが食べやすくていいかも
しれないが、沖漬けて仕込んだムギイカ飯も捨てがたい。



そうそう、ムギイカの船上干しは小さいので殿下と姫様にそれぞれ
一枚づつ召し上がっていただいたが、先週小田原西沖で捕獲した
ムギイカちゃんより、身が薄い感じがした。

小田原西沖のムギイカは小さくても、もっと肉厚だった気がする。

いやぁそれにしても、マルムギは釣っても楽しいが食べても美味しい。
これは癖になりそうだ。

ともあれ、天の神様、海の神様、今日も美味しい海の幸を
ありがとうございました。