スパ郎の旅日記

今まで４回行って、０～１と隊長にはツレナかったアカムツさん。

しかし、ようやく今回、目標の『複数匹ゲット』を達成し、
４匹持ち帰ることができたので、今までできなかったアカムツ
料理も含め、『赤いルビー、白身の大トロ』を堪能させていただいた。



デカイ彼女はちょっと熟成のため寝ててもらうとして、明日から
北の地へ旅立ってしまう殿下の為に、小さい彼女を塩焼きで。



定石通り、焼く前に振り塩して30分ちょっと置いてからグリルの
『姿焼き』モードで焼いたアカムツは、脂がジュクジュクと音を
立てていて、見るからに旨そう。

早速殿下と巫女様に突きまわしてもらったところ、塩がいい塩梅で
効いているので、何も付けずにお魚の美味しさを楽しめるとのこと。

そして、一番大きな彼女の大きな真子と、その他大勢の真子と肝を
甘辛く煮付けると、、、。



殿下が『この肝は美味しい！』と大絶賛。

そりゃ旨いですよ。活き締めのアカムツの肝を釣って４時間そこそこ
で取り出して煮ているんだもの。

お次は30cm級の沖メバルの煮付け。



これも殿下と巫女様に突き倒してもらったが、巫女様はほんのりと
メバルの味が移った『蕪』が絶品という。

もちろん身も美味しいのだが、ちょっと『とろっ』とするくらい
煮込んだ蕪は確かに旨かった。

そして、干物クラスのアカムツを一匹、丁寧に下ろして立塩に
漬けてからピチットシートにセットしてピチット干しを一枚作成。



そうそう、本日のサラダは、『ヒラメの生ハムとカリカリベーコンの
サラダ、カマンベールチーズを添えて』ね。



そしてようやく隊長の晩酌タイム。

一番大きな彼女の頭に塩を振り、旨味が逃げないように日本酒を
ひと振りして酒蒸しに。



ちょっとお行儀が悪いが、頭の骨を一枚一枚しゃぶりながら、
骨まで愛したら、これでアカムツさんも成仏できるというもの。

さて、一日置いたピチット干しは、適度に水分が抜け、旨味が
凝縮された感じ。



この晩は姫様がいたので、焼き立てを姫様と巫女様にご提供。



これも、塩がいい感じに効いているので、何も付けずにそのままで
十二分に美味しいとのこと。（突き残しは隊長の晩酌のお供だよ）

さて、最近にしては珍しく姫様がいるというので、本当なら
あと1～2日寝かせたいところだった彼女を炙ることに。

今回、ヅケ炙り用の『ヅケダレ』の原料はこちら。



いつもうちで使っている鎌田醤油の『低塩だし醤油』に殿下が
九州で仕入れてきた『とうがらしにんにく』を溶いて、切身に
した半身を漬け込む。



漬けるそばから、アカムツの脂が溶けだして、ヅケ汁の表面は
脂でテカテカに。

さて、あとの半身は『白炙り』するため、柵のまま炙る。



すげぇ、、、皮ぎしから脂が滲みだして『じゃぶじゃぶ』状態に。

すかさず、ラップを被せて保冷剤を乗せて急速冷却。

さぁ、ヅケもお皿に並べて炙る準備オッケー！



これを一気にバーナーで炙ると、皮ぎしの脂がバチバチと
火花を散らして燃え、お醤油の焦げるいい匂いが立ち込める。

そのまま一旦冷蔵庫で冷却してから、白炙りと一緒に盛り付け。



さぁ、アカムツのヅケ炙りと白炙りの食べ比べや如何に！？



巫女様の評は白炙りの方がお好みとのこと。姫様は？？・・・

いづれにしても『確かに白身の大トロだね』との評は一致。

さて、連休最終日。姫様と巫女様はお買物して外食というので、
隊長は一人淋しく晩酌なので、残りのアカムツを煮付けることに。

ただ煮付けるのも芸がないと思い、脂ぎっしゅなアカムツさんを
如何に美味しく食べるか？と考え、梅煮にすることに。



こりゃ旨い！ともすれば、『脂がキツくてちょっと・・・』と
感じがちなアカムツが、二つぶ入れた梅のおかげで、脂が
中和され、抜群に美味しくなった。

こりゃ、ちょっと残しておいて、朝ごはんに炊き立ての銀シャリに
乗っけて楽しんじゃおっと。

ふぅ、、、あっという間に食べ尽くしちゃったけど、干物も
煮付けも塩焼も、この倍あってもいいな。

天の神様、海の神様、こんなに美味しい海の幸を、今週も
沢山恵んでくれて、ありがとうございました。