わたがしふわふわ

2009/06/19(金)13:57

障害者ママの子育て2(稽留流産(けいりゅうりゅうざん))

障害者ママの育児赤ちゃん時代(15)

息子が授かる1年前に一度、妊娠したことがあります。 初めての妊娠です。 さかのぼることさらに一年前、私の母が癌で亡くなりました。 その悲しみを癒してくれる大きな喜びで家族に笑顔が戻っていました。 5週・6週・7週と赤ちゃんはスクスクと育ってくれていました。 そして、ちょうどその頃、母の一周忌を行うため夏の一番暑い時季に、秋田の親戚宅まで電車を乗り継ぎ行くことになりました。 親戚の叔母と私の父と一緒に新幹線に乗り、秋田に行き、その晩は親戚宅に泊まることになっていました。 無事、一周忌も終わり、ホッと一息ついた私は急に腹痛に襲われ下痢を伴っていたのでその時はただ食べ過ぎかな?くらいにしか思っていなかったのですが、その時、ちゃんと病院に行っていればこんなことにはならなかったかもしれない・・・と今でも後悔しているのです。 翌日、東京に戻ってきた私の腹痛も落ち着き、1週間後に検診に行った時のことです。 「心拍が見えない・・・」と主治医が言うのです。 えっ?それって赤ちゃんが死んでいるかもしれないってこと??? 主治医はあと1週間様子を見てもう一度検査しましょう。 とのことで不安を抱えながらも自宅に戻りました。 明るかった我が家がまた暗いムード一色に・・・ そして翌週、やっぱり心拍は確認できず・・・ 主治医は、赤ちゃん死んじゃっている可能性が高いから早く処置しないと・・・と言いました。 でも、出血もないし、つわりだってある!! 主治医は女性で私のことを良く分かって下さっている方だったので、私の気持ちをしっかりと受け止めて下さり、「じゃああと一週間ね。これ以上待つと母胎に影響が出るから」 もしも、家に帰って出血があったらすぐに救急車で病院に来るように。 と言われ帰宅しました。 それから2日、寝転がってテレビを見ていたときのことです。 今まで見たこともないような出血がおきました。 先生に言われていたこととは言え、驚きでいっぱいでした。と共に、本当に死んじゃってたんだ。。。 やっとここで諦めがついた瞬間でもありました。 それは「稽留流産」(けいりゅうりゅうざん)というものでした。 赤ちゃんがお腹で育つことが出来ず、心拍停止してしまう状態のことです。 その晩、救急で病院に行き、翌日、手術を受けました。 1998年8月30日の出来事です。 しばらくは立ち直れず辛い日々でした。 本当に辛かった。。。 母を亡くし、初めて授かった我が子まで・・・ でも、主治医はまた妊娠できるから! と強く仰って下さいました。 それから8ヶ月後、再び妊娠。でも、もしかしたらまた?・・・と思うと公にする気持ちにはなれず、主人と2人だけの秘密にしていました。  

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