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テーマ:脳性マヒ・体幹機能障害(591)
カテゴリ:リハビリ生活
足関節症による、骨棘除去術を約10日後に控え、
気持ちは安定しているはずなのに、不安な気持ちが見え隠れする今日この頃。 昨夜も眠りについたかと思ったら手術室で悶絶している夢で ハッと目が覚めてしまったり。。 今までの人生で、私はある意味、壮絶とも言える人生(父親からの虐待など)を 送ってきたにも関わらず、今回の手術がやっぱり怖いのが正直な気持ち。 痛みとしては今が一番辛いはずなのに。 手術をすれば痛みは軽減されるとわかっているはずなのに。 手術が決まったばかりの時はかなり心が不安定になっていて、 リハビリ室でも涙がでてしまったり、以前関わってくれたセラピストの ところまで出向いて『安心』を求めてみたり。 その時に、ちゃんと気持ちの整理がついていたはずなのに。 脳性麻痺という障害を持って生まれて30年ほどは特に痛みに関しての 苦しみは感じなかった。 ただ、みんなと同じようにハイヒールを履いて歩けないとか、 姿見のような鏡の前で歩くのがイヤだとか・・・ そんなことくらいだったけれど、あるときから首や腰などに 痛みを感じるようになりヘルニアや関節痛との闘いが始まった。 痛み止めの飲み薬や湿布などで一時的には回復するものの、 また痛みに悩まされて通院の日々。 これが脳性麻痺の二次障害だということを知ったのもその頃。 それでも、大したことないと自分では思っていたけれど、 そのうち麻痺の強い左足首に違和感を感じるようになってそれが痛みへと 移行し、あまりの痛さに整形外科を転々とした末、今の整形外科で お世話になることになった。 当初の診察の結果、まだ軟骨もあるし、痛み止めの飲み薬や注射、 セラピストによる手技によって改善できる可能性がある。 という診断でその時はまだ足関節症とは診断されなかった。 まずは通院してできることをやってみましょうということになり 通院開始したのが昨年の5月。(2012年5月) 今までの整形外科はリハビリ室はあっても、セラピストがいる環境では 無かったため、機械だけでの治療。 牽引だったり、電気治療だったり。 しかし今の整形外科にはセラピストが何人もいて、それぞれの 症状によって手技プログラムを組んでくれる。 私にも優秀なセラピストが付いてくれて、毎日、約20分の手技にて 痛みもなんとか落ち着いてきているように思ったけれど・・・ 今年の2月、起きてみたらどうにもこうにも痛くて歩けない状態になり、 久しぶりにレントゲンを撮ったところ、足首の軟骨が磨り減り、 骨棘もかなり出てきていることが判明。 このまま今の治療を続けていても、痛みが無くなることは無いと 判断した主治医が足の専門医に紹介状を書いてくださった。 専門医は真っ先に固定術を勧めてきました。 それは地元の主治医もそう言っていたので、驚きはしなかったけれど、 ただそれは一般的な人、つまりは健常者が足関節症になったときに 固定術をすれば著しく良くなるという結果であって、脳性麻痺の私には 問題もでてくるのではないかという不安から、固定術を即決することは できなかった。 話し合いの結果、とりあえずは骨棘を削って痛みを弱くさせる方法で しばらくは凌げるのではないかというところで落ちついた。 その手術が4月8日。 全身麻酔によって、足首に2個の小さな穴を開け、そこから関節鏡を 差し込んで骨棘を取り除くという手術内容だそうで、専門医には 大したことない術法のよう。 だから、診察の時も深刻さは全く感じられないのだが、いつも心に ひっかかる脳性麻痺の特徴。 もともと尖足だし、内反だし。 緊張や強張りもあると言った私の症状が、術後大きく邪魔をしてしまう のではないか? という不安。 ネットでもいろいろ調べてみたけれど、脳性麻痺者がこの手術を行っている ケースを見つけることは出来なかった。 それだけにどうしても拭いきれない不安な気持ち。 その『初めて』を喜ばしく思うくらいの度量があればどんなに良いか。。 なんて思ってみたりもするけれど、今はまだそこまで気持ちが安定して いないのが正直な気持ち。 今夜もまたイヤな夢を見そうだな。。 ![]() 応援ありがとうございます♪ 励みになります♪
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