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テーマ:脳性マヒ・体幹機能障害(592)
カテゴリ:変形性足関節症
脳性麻痺の二次障害による、足関節(足首)の骨棘除去術から5週間が経ちました。
創の状態はこんな感じになっています。 (2013.5.15撮影) そして、下のが今から1ヶ月前。 (2013.4.17撮影) 少しですが、色も落ち着いてきた感じです。 痛みは触ると少しあるくらいで、施術中に先生がゴリゴリ触っても特に大きな痛みはありません。 このゴリゴリというのは、毎日施術で創をつねったり撫でたりするんですよ。 創付近の癒着を防ぐためみたいです。 歩くときは相変わらず足首の距骨あたりが痛いです。 でも、術前みたいに骨棘があたる痛さではないです。 日に日に・・・本当に日を追うごとに痛みが減っています。 足を地面に着いていなければ全く痛みもなくなってきました。 その反面、腰・背中・肩・首などの痛みに悩まされています。 手術をして良かったのか?・・・ 正直言ってその答えはまだわかりません。 でも、今は良かったと言えるんじゃないかな~~ 今日は、理学療法士先生のリハビリでした。 今回の手術をしたからと言って痛みが全部なくなるとは言えないし、 この障がいが治るということはない。 とはっきり言う先生です。 足以外の場所に出ている痛みに関しては 手術をしたことで、長年歩き慣れたフォームを大きく変えて動いているから 姿勢に無理が出てきている状態だそうです。 『平行棒にやや後ろに手を置き上体を少し反る感じで立ち胸を張る。 その状態で少し下向き加減で足踏み。』 このフォームが一番安定して歩ける。のだそうです。 でも、平行棒があるからできるのであって、普段歩くときには全く無理ですけどね~~(笑) ただ、意識するだけでも違うらしいです。 そうすることで、少しずつでも痛みが緩和していければ嬉しいです。 ここからは。私のように比較的軽いと言われている 脳性麻痺者の若いかたへのメッセージです。 なんて大げさですが・・・ ・無理をすればできちゃう・・・のではなく 無理をしてでも休むことを心がけてください。 ・筋肉量を増やすのではなく、マッサージなどをして筋肉を休ませる努力を。 ・無理して歩く!!ことをしない。 若いうちは無理をすれば大抵のことは出来ちゃうのがこの障がいの特性でもあります。私もずっとそうして生きてきました。 しかし、その毎日の少しの無理が今になって骨の磨り減りや痛みに繋がっているのです。 じゃぁ、過去の自分に 「後々辛くなるから無理しちゃだめよ。」 と言ったところで、果たして私は言うことを聞くかといったら多分聞かないと思いますが(苦笑) でも、やっぱり若いうちからの少しの努力でこの痛みと苦しみは確実に減らせることはできると思っています。 そして・・・ 今私は車椅子も使う決心もしました。 これは生涯、笑顔でいるためのアイテムとして。 車椅子に乗ってしまったら私の人生はおしまい。。。 みたいに思っていましたがそれは大きく大きく違っていました。 時と場合によっては車椅子に乗ることで、その時を共有する相手にとっても負担を軽くすることができます。 なにより、自分自身が疲れることなくずっと笑顔でいられるのですから。 しかしながらこれも、その壁を破るまでは本当に時間がかかりました。 でも、今はもっと早くに車椅子の導入を考えれば良かったと後悔すらしています。 使えるものはなんでも使う。 今の私の気持ちです。 もちろん、歩くことを諦めたわけではありません。 これからもしっかりと自分の足で歩き続けるために、必要な道具を使っていくというだけです。 これらの気持ちが大きく変化していった背景にはやはり、私に関わってくれている理学療法士先生の意見や、日々施術してくれているセラピストのおかげだと思っています。 これからも笑顔であり続けていきます。 応援ありがとうございます♪ 励みになります♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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今回の記事何回も何回も読んで、涙が止まりませんでした。
今正に自分が向き合ってることに近いんじゃないかって… 今まで、頑張って無理をしてでも会社に行くことを目標にしてました。 でも、果たしてそれでいいのかどうか、今はそれでいいとして、自分は後のことを考えているのだろうか… 改めてふと考えるきっかけになりました。 車椅子に関しても、車椅子に乗ったら、今までできたこともできなくなるのではないか、そんな自分を認められない気持ちと言うか… なんとも言えない気持ちになってました。 私はまだ、20代だけど、少しずついろんなところに痛みが出てきて正直辛いです! 今日のメッセージすごく嬉しかったです。 次の診察で何を言われてもちゃんと受け止めようと思います。 わたがしさん、ありがとうございました(*^ー^)ノ♪ あと、ひとつ質問なんですけど、わたがしさんは働いてた経験はありますか? それとも今も働いてますか? (2013年05月15日 17時24分45秒)
ミッキーさん、こんにちは。
ミッキーさんの心にほんの少しでも私の思いが届いたなら、なによりも嬉しいです。 読んでくれて本当にありがとう。 私は現在48歳。 29歳で結婚をし、35歳で息子を出産するまでは仕事をしていました。 車通勤での仕事だったので、身体的にはきつくなかったです。 出産後も仕事復帰するつもりだったけれど、育児が楽しくなっちゃって、以来専業主婦してます。 お金ないから、仕事したいけどね~~ 今はとにかく足の状態をよくするためにがんばってます♪ まずは、ミッキーさんが今、なにをしたいのか? これからどうしたいのか? 疑問があったらなんでもぶつけて言いと思います。 私は言葉にしようとすると涙が先にでちゃってしゃべれなくなるので(苦笑)前もって紙に書いて先生に渡したりしてました。 真剣に自分と向き合っていることを伝えれば先生にちゃんとその思いは通じると思います。 どんな人でも自分と同じ思いをしているわけではありません。 まずは、理解してもらうこと。 これが一番大変だったりもしますが・・・ あとは、自分を好きになること。 それだけで、輝きが違ってきます。 ミッキーさんはステキな方だと思います。 自信を持ってくださいね!! 大丈夫♪ (2013年05月15日 18時16分24秒)
コメントありがとうございました(*^ー^)ノ♪
なんか第2のお母さんみたいです。 少しずつ頑張ります! やっぱり私は少しでも社会との繋がりを持っていたいなと思ってます! なので、いかに痛みを少なくして(本当の意味での完治はないので…) 働くか、どうすれば前のように働けるか、それを最優先にして、主治医と頑張ります! お仕事ってやっぱり事務系でしたか? これからも何か相談するかも知れませんがよろしくお願いします! (2013年05月15日 18時30分50秒)
おかあさんって呼んじゃって良いよ♪
ドドーンと受け止めてあげるから~~ ってホントはかなり頼りないけど。。(笑) 仕事は事務系でした。 やっぱり動けないからね~ ミッキーさんも主治医の先生とよぉ~く相談して ミッキーさんの人生を歩んでください。 応援しています。 (2013年05月16日 20時13分04秒)
私もアテトーゼ型のCPで、言語障害もあります。
わたがしさんよりおばさんです。 一応会社員ですが、今は暇なことも多いので、わたがしさんのブログを見ながら楽しんでいます。 会社は近いですが、車通勤です。雪の日は簡易電動車椅子で行きます。 私も50歳の時に首の手術をしました。無理は出来ない歳になったと実感しています。 私も普段は歩いていますが、車椅子も使っています。 昔、旅行に行った時、凍った湖の上を車椅子で走り回った時は楽しかったですよ。自分の足では怖くて一歩も歩けませんからね。 都庁の展望台から我家が見えますよ。 これからも楽しませてくださいね。 自己紹介の代わりにもなりませんが、手術の体験記を載せておきます。 http://www.k2.dion.ne.jp/~tubuyaki/ わたがしさんの言葉に共感したので、ついコメント書いてしまいました。 (2013年05月17日 16時55分49秒)
はじめして。
コメントのお返事が大変遅くなってしまってすみません。。 手術の体験記、読ませていただきました。 壮絶な体験をされているのを知り涙で見えなくなるほどでした。 それでもがんばっておられる姿に頭が下がります。 私もがんばっていきます!! 本当にありがとうございました。 (2013年06月04日 17時20分34秒)
こちらこそ、読んでいただき、ありがとうございました。
確かに手術直後の数日間は辛かったですが、壮絶というものではありませんよ。 手術方法もどんどん進歩していますので、昔とは比べものにならないぐらい楽になっているのです。 それに、わたがしさんと同じように人に恵まれ、本当に楽しい入院生活でした。 わたがしさんが、ロキソニンを服用されていることを知り、胃は大丈夫なのかな?と思っていました。私も昔主治医に「飲み続けると胃に穴が開くぞ」と脅かされたことがありましたから。 早く完治されることを祈っています。 これからも、楽しく読ませていただきますね。 (2013年06月10日 17時13分47秒)
ありがとうございます。
ロキソニンはやっぱり・・・でした。 苦い経験をしましたが、これも私には必要な経験だったのかなって思っています。 これからも見守っていただけると嬉しいです。 いつも、ありがとうございます。 (2013年06月15日 18時12分13秒) |