テーマ:海外旅行(7021)
カテゴリ:その他いろいろ
一週間ほどプラハに滞在しています。
最終日の午後、少し時間ができたので、市街地を超特急観光しました。 個人的には一番楽しみにしていたのが技術博物館。 旧市街広場からいうと北側、川の向こうにあってやや離れています(歩いても2〜30分ですけどね)が、乗り物好きにはたまらない。 実は工業国であるチェコ。 その歴史を知ることができる面白い展示にあふれています。 まず入ると、飛行機が飛んでるお約束の展示がお出迎え。 1/72 モラーヌソルニエMS-406C.1戦闘機・チェコ・ポーランドパイロット【A72111】 アズール 磨き上げられたエンジンに見入ります。 機関車はすぐ脇までいけます。動輪がすげえでかい。となりのタラップと比較すればわかると思いますが。 日本の機関車よりかなり大きい気がする。 クルマの展示もあります。初期のベンツとか、 スコダも当然。 車関係は古いものが多く、クラシックカーよりもクラシックで、古すぎてピンと来ませんでした。 アンティークな仕上げのレトロ調の鉛筆削り アンティーク調 鉛筆けずり レトロ 蒸気自動車 別に外車崇拝(特にヨーロッパ車)するわけじゃないけど、やっぱりなんか、国産車とは歴史の深さが違う感じはする。 戦闘機は割としっかりとコーナーが作られていました。 イラストとか、射出座席とか、フライトスーツとかありました。 何故か自転車の展示がすごく充実。 いかにも昔っぽい、だるま型のデザインだったのが、1890年ぐらいにいきなり現代とほぼ同じデザインになります。何があったんだろう? (この写真の自転車は1888年製らしい) デザインの革新って急に起こるんですよね。 バイクもいっぱい。 いかにも東欧な、昔のレトロなデザイン。このあたりの展示は、若い女の子が多くいました。 なんか可愛いもんね。 ヤワ モーターサイクル ピンバッジ JAWA Motorcycle Pin 上の階には、デザイン部門があったりします。 プラハのような美しい町並みに育つと、美的感覚が鍛えられるのだろうか? デザインもみんなよく考えられていてキレイ。 化学工業のコーナーは展示が楽しい。 展示パネルが六角形。で、空中に分子模型が浮いている。 すごいなーと思ったのは、「かがくっておもしろい」系の(≒子供だましな)展示だけじゃなく、ちゃんとマトモな技術の紹介もしているんですね。 FTIRの紹介なんて、日本の科学館にはまずないと思う。 こういうところ、日本の科学館も見習って欲しいよね。ドイツ博物館もそのような展示がありましたよ。 そうならない限り、日本が西洋の科学技術を先んじることはないような気がする。一見、いい勝負をしているように思えるけど、内実はボロ負けな気がする。 (ちなみに、FTIRでティディベアを測定し、材質がポリエステルだと結論づけていました) アズワン FT-IRスターターキット 1個 [3-5205-01] なぜか印刷機コーナーが超充実。 クラシカルな凸版印刷機が充実。 もはや芸術作品だよ。ヨーロッパって印刷文化なんだなって思うね。 地下には鉱業部門があったりします 石炭を採掘する機械みたいですね。 日本にはあまりないよね、採掘の展示って(元鉱山とかに行けばあるけど、総合博物館にはあまりない)。 石炭の坑道ふうに見立ててあって面白い。 個人的に最も興味惹かれたのは、フロアぶち抜きで展示してあった、5MeVのバンデグラフ。 こんなものにかじりついている客は、他に誰もいませんでしたけどね(笑) バンデグラフ(小型静電高圧発生装置) 一方で、情報技術はチェコ自体が遅れを取ったのか、あえて展示していないのか分かりませんが、ほとんど何もありませんでした。 同様に、宇宙技術の展示もほとんど何もありません。 この手の博物館は、どこも似たように思えて、展示物のベクトルが各国で違うのが面白いですね。 ミュンヘンのドイツ博物館ほど大きくはないですが、見ごたえはあります。 微妙にアクセスしにくいのが難点ですけどね。 明日に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.09.15 21:00:08
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