2024/08/17(土)00:57
2024年7月 ロイエットへ その5
マハサラカームのナードゥーン地域では古くから堀に囲まれた古代都市の跡が発見されていたそうです。
その敷地内から、古代人の人骨・石造寺院の遺跡・仏像などが発掘されていました。
ここは6~11世紀にチャオプラヤー川流域周辺に勃興したドヴァーラヴァティー王朝と同時代の国家・チャンパーシーが形成されていたと推測されています。
1979年、文化庁の発掘調査で3重の金、銀、銅製の容器に納められた仏舎利が出土したことを受け、関係者が東北地方に古くから仏教が栄えたことから、1987年にプラタート・ナードゥーン寺院を建立。
様々な太鼓が置かれていました。
仏舎利の上にハロのかかった太陽が。
仏塔の周囲にさらに4つの小さな仏塔が配置されています。
四角い土台の上に鐘型の大きな白い仏塔(チェディ)は出土した容器の形を模ってつくられたもの。
マカブチャー(万仏祭)など仏教行事の際には、地元の人々が大勢集まる中心的な宗教施設となっているようです。
その仏舎利は現在竹で足場を組んで修復作業中でした。