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2006/12/07(木)16:56

ワーキングプア

地域福祉・介助法(97)

「ワーキングプア」 →ウィキペディア(Wikipedia) --------------- ワーキングプアとは「働けば働くほど支出が増えて貧しくなる状態」とも言える。これは、完全な貧困層であれば受けられる福祉サービスが「努力して働いたため」に収入が増え、受給資格を失うために起こる逆転現象である。こういった場合、統計上は「貧困層が減少した」ように見えるため、実情が外側から分かりにくく、「誰がワーキングプアなのか」が不透明になるというジレンマがある。 --------------- ウィキペディア(Wikipedia)より一部抜粋 頑張って働いたことで、働く能力が回復したと見られ、 障害年金などが受給されなくなる、またはされない、ということが引き起こされる。 でも、頑張って働いたとはいえ、疾病を患う、または障害を持つ以前の状態には程遠い。 うつ、統合失調症…社会的ストレスの増加。 うつや統合失調症など、精神面を理由にして年金を受ける人が10年前の1.5倍に増加している。 背景には、 ・社会的ストレスの増加 ・精神科にかかる敷居が低くなって患者が増えていること がある。 今後も、精神面を理由にした障害年金受給者は増えるとみられ、 年金財政を圧迫する要因の一つとされる。 社会保険庁によれば、精神障害や知的障害などを理由にした平成16年度の障害年金の受給権者は、 障害基礎と障害厚生を合わせて、10年前の52万人から56%増加し、計81万人になった。 中でも、障害基礎年金の受給権者に占める精神面を理由にした受給権者の割合は44.4%に増加し、半数に迫る勢い。 障害厚生年金でも18.8%と伸びが目立っている。 精神疾患の患者数は平成14年に259万人と9年前(157万人)の65%増。 患者の中には、障害年金の対象にならない軽症者も含まれるが、 重症でも、障害年金の受給に二の足を踏む人は多いとされ、 潜在的な受給権者はまだまだいるとみられる。 しかも、障害年金受給権者は増えこそはするが、減る要因がほとんどみられない。 精神疾患の発症時期は20歳前後が中心だが、患者は発症後ある程度の年月を経て年金受給をし始めることが多く、障害年金を受けている患者は症状が重く、年金を受け取らないで済むまでに回復する期待は薄いとされるからである。 精神疾患の増大は世界保健機関(WHO)でも、将来的には人類最大の疾患になると予測されている。 その上で、社会を挙げて就労・生活をサポートする時期に来ている。 障害年金受給は患者の生活基盤の安定だけではなく、精神面の安定にも繋がるだけに非常に大切である。 そういった背景があるが故に、障害年金受給を厳しくする現状が表れ始めている。 そして、受給が認められず、生活のために働かざるを得なく、 それが返って症状を悪化させることになる。 そして医療費の増大にも繋がる。 生活保護も認められず、年金受給も認められず、 その間で通院・薬の処方のために働いているという現象が引き起こされる。 そして、精神面の疾病を患う人は、「何のために働いているのか」という問いにぶつかり、 精神状態が悪化し、自殺企図、入院、最悪自殺という結末を迎える。 それが現状である。 →障害基礎年金について 産経新聞2006/04/09を加筆

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