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テーマ:植物・キノコについて(671)
カテゴリ:キノコの不思議
皆さんのご存知のキノコって、多分、 「ここにいるよっ」 と自己主張している目立ちたがり屋なのではないでしょうか? ですが、キノコの中には擬態したように周囲の雰囲気に溶け込んでいて、見つけづらいものも少なくはないのです。 タイトルに入れました『ハタケシメジ』ですが、1枚目の写真でどこに生えているのか分かりましたか? この位置で、立った状態の目線の距離になります。慣れてしまえば、この状態でも簡単に見つけられます。 では、もう少し近付いてみましょう。 この距離で、腰を折ってよく見ようとしたくらいです。 キノコがあることを告知していますので、どれかの見当はつく頃でしょう。 余談ですが、私以外に、この場所のハタケシメジの存在を知る人がいないようでして、毎年独り占めしています。それほど、分かりにくいキノコなのでしょう。 はい、サービス。 もう分かりましたよね。まだ、ですか? ハタケシメジは、「匂いマツタケ、味シメジ」の、「味シメジ」と謳われるホンシメジに近縁のキノコで、ホンシメジには遠く及びませんが、使い勝手の良い食用キノコです。 ハタケシメジの発生場所は、写真を見ていただくとなんとなく分かると思いますが、落ち葉が積もったような森の中ではなく、少し土が露出するくらいの開けた場所で多く見られます。 名前の「ハタケ(畠)」が示すとおり、民家の近くでも見られます。私が見た中で最も驚いた場所は、野球場のバックネットの裏でした。 このハタケシメジは、生育環境が良いと傘の大きさが大人の手の平くらいになり、しかも、スーパーで売られているブナシメジのように多数が折り重なるように発生しますので、運が良いとずっしりと重みを感じられるほどの収穫が得られることもあります。 簡単にこのキノコの特徴を写真に示しました。 左の写真では、「ヒダの密度が緻密で白色」ということが分かります。これは、毒キノコのイッポンシメジの類との判別点になります(イッポンシメジはヒダが肉色。ちなみに、千葉県では食用のウラベニホテイシメジもイッポンシメジと呼ぶことがあるようですので、気をつけてください)。 右の写真では、傘の縁の部分に絹状の光沢があることが分かります。これが最大の特徴です。 まぁ、この写真を見ただけで区別をつけるのは(ほぼ)不可能と思いますが、知っていて損のないキノコですから、特徴を覚えて見つけてみてください。 ふつうですと、ここで終わってしまうのでしょうが、もう少しお付き合いいただきましょう。 左はハタケシメジ(今年初で少ない)、右はヤマノイモのムカゴです。 これが日曜日の夕飯の一部となりました。 ハタケシメジはかやくご飯の具へ(キノコの量が少なすぎました)、ムカゴはご飯と一緒に炊き込んでムカゴご飯に。 そして、このふたつを混ぜて、「ムカゴ入りのかやくご飯」の出来上がりです。 味は? まぁ、ふつうです。 どのくらいの方に見ていただけるか分かりませんが、参考になりましたら幸いです。 ブログランキングに参加しています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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