2007/05/04(金)02:16
やめられない 止まらない
今日は、いつもとは毛色の異なる写真をお見せしましょう。
場所は谷津田の脇を流れる小さな流れの中。
撮影した谷津田には、水田に引き込まれる用水路とは別に、貯水池から溢れた水を誘導する深い側溝がありました。
現在は水田に水を引き込むために主体は前者になっていて、仕切り板で堰き止められた水流は後者には殆ど流れていないため、写真のように、底をちょろちょろ流れる程度の状態になっていました。
その側溝に近づくと、水面を波打たせて逃げる、何かの生物の存在に気づきます。
初めは、オタマジャクシあたりと考えていましたが、よく見れば、透明な体の何か…エビでした。
お分かりになりますか?
この写真は、2度目に訪れたときに撮影したもので、
近寄った私に驚いて水の中に飛び込んだカエルと共に写したものです。
後で調べてみると、目の後ろに黒い模様がなく、水掻きの発達具合などから、
そのカエルはモリアオガエルのようでした。
脅かすつもりはなかったのですが、警戒して水に潜ったまま、
私が立ち去るまで、水面から顔を出すことはありませんでした。
ごめんよ。
ただ、目的のエビの隣りに並んだ光景は、ちょっとおかしな光景でした。
そのエビの姿を見てみたくて、実際に捕らえてしまいました。
大した苦労もなく、そのエビを捕らえることが出来ました。
直後は、ぴちぴちと跳ねて抵抗していましたが、水から引き上げられて息切れしてきたのか、すぐに大人しくなってしまいました。
軍手の上に乗せて写真を撮ってはみましたが、淡水性のエビの種類は予想外に多く、私には特定するのは困難なようです。
私の子供時代には、水生生物もたくさんいて(サワガニ、タガメ、メダカ等々)、
遊び相手にもなってもらえました。
現在はどうなのでしょうか?
家の周りには人工的なものばかりで、「危ない」を理由に子供は束縛され、
人以外の事象に触れる機会は、どれほど残されているのでしょうね。
少しの力で潰されて、はかなく消えてしまう弱い命のあることを、
知らずに育った子供の行く先は、一体いずこへと向かっているのでしょうね。
どこへ向かわせたいのですか?
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「食べられるのかな?」と考えてもみましたが、
そこまでするほど切迫していませんので、試してはいませんよ。