房総の片隅に佇むものの詩

2007/10/23(火)01:36

花と虫と○○

虫たちの宴(103)

春から夏までの間は、草原にノアザミが花を咲かせている だけですが、秋になるとアザミも種類が多くなってきますよね。 その中で、この一帯で見られる2種のアザミと その近辺にいた虫の姿をご紹介します。まずは、日陰が好みのタイアザミ(トネアザミ)と ハチと間違われることが多いある虫とのコラボです。 目がくっきりしていて、全体としてエビフライのようないでたちに ぶんぶんと羽音を立てながら花から花へと飛ぶその姿は 確かにハチのようにも見えてしまいます。 ですが、これでも立派な蛾の一種で、もちろん人を襲うこともありませんよ。 種名はおそらく、ヒメクロホウジャクかな? 自信は無いですけど。写真のシャッタースピードは1/86秒、見事に翅は残像になっています。 木の陰が差すような状況での撮影でしたので、どうやっても静止する 翅の様子を捉えることは不可能でしょうね。カメラも貧弱ですし。花の蜜を吸うのに忙しく飛び回るホウジャクをあらかじめ待ち構え 近くに来たところで撮りまくる、という方法で撮影しました。 動きが速くて大変でしたが、やり応えがあって楽しかったですよ。その写真の中からホウジャクをトリミングしたものをもう1枚。 ハチではないですよね。 見かけましたら、安全ですので観察してみてくださいませ。 (ちなみに、環境gooという所にこの翅の動きに関する考察を行った頁がありましたので 興味がおありでしたら覗いてみてください。 http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200509/1126956993.html)  もうひとつは、こんなものです。 ノハラアザミとノシメトンボ、そして私です。 アザミの花を観察しようと座り込むと、どこからか現れたトンボが 私の腕に留まって離れなくなってしまいました。 振動で一度離れるもまた戻ってきて、遠くへ行ってしまったかと その姿を見送るのですが、ぐるりと回ってまた私の腕に帰ってきます。何が気に入ったのか定かではありませんが、相手は♀で私は♂。 異性に気に入られたとするなら本望か、いえ、それは微妙か・・・。とはいうものの、付き合ってもらえるなら遊んでしまえと 試行錯誤しながらアザミとトンボを同じ枠に収めてみました。 ノシメさんは花には興味が無いのでしょうけれど、妙な1枚には なりましたかね? どうでしょう。ちなみにこの後、不意に現れたスズメバチの羽音に驚かされ その場から一目散に逃げてしまいました。 危険が去ったのを確認して、ふと思い出して自分の指を見ましたが 当然のごとく、指にはノシメさんはいませんでした。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る