カテゴリ:絵本のこと
今日は、幼稚園の母サークル「絵本を楽しむ会」でした。
テーマは「昔話」。 でも、その前に「ブラックサンボくん」の紹介。 作:ヘレン・バナーマン 絵:阪西 明子 訳:山本 まつよ 子ども文庫の会 ¥700 昔からおなじみの「ちびくろさんぼ」が一時無くなったでしょ。 人種差別など言われてね。 で、「ブラックサンボくん」はインドの男の子のお話なの。 とっても小さい本で、とってもかわいらしくて愛らしいのよ! 昔おなじみの本も、出版社が変わって再販されているけれど、 私はこちらが好きになってしまいました。 さて、昔話。 「つるの恩返し」もしくは「つるにょうぼう」があるでしょ。 このお話で、いくつかの本を読み比べてみました。 まずは、「日本昔話百選」のお話を読んでくださいました。 稲田 浩二 (著), 稲田 和子 (著) 三省堂 ¥1,785 方言なのかなぁ、語り口に風情があってね、温かみとリズムを感じるの。 それから、簡素なストーリーで、飽きないうちに終わるのがまたイイ。 「語り」を聞く場合、 言葉を耳から聞いて、頭でイメージをいっぱい・いっぱい膨らませて、 ストーリーを頭の中に組み立てていく作業をしますよね。 それがね、「絵本」という「絵」が添えられるとどうなるのか? イメージが固定されていくの。 ストーリーも。 頭の中の広がりがないのよ~。 そして、挿絵ではなくて、ページ全面に絵があると、 もう頭の”感性”を使う作業はほとんどなくなってしまう。 で、子供向け、しかも小学生向け、となると、 同じ話がややこしくなって、道徳性を帯びてくるのね。 「昔話」のよさ、「絵本」の難しさを痛感しましたわ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/05/20 11:54:26 PM
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