2005/02/23(水)22:07
霊訓(完訳・上)
スピリチュアリズム・サークル 心の道場 第2ホームページスピリチュアル・ブックスにて全文掲載中の書籍が一冊増えました。
霊訓(完訳・上)『The Spirit Teachings』ステイントン・モーゼス(著)、近藤 千雄(訳)です。
1985年に国書刊行会から出版され、その後絶版となっていた『世界心霊宝典』全5巻の一冊「霊訓」の本文に加筆訂正を施した復刻版。
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真理について理解が深まることはもちろんと思いますが、特筆すべきは、真理を探究しようとする著書モーゼスと、真理を普及させようとする霊たちの真摯な態度です。
モーゼスは自身が霊媒となり自動書記によって霊と交信します。そのとき低級霊に干渉されないために、霊団から多くの注意を受け、生活態度や環境に最善の注意を払い、日々努力を続けています。
そしてモーゼスは熱心なキリスト教徒なのですが、キリスト教の真理を否定する霊の教えに対して、モーゼスはキリスト教義のどこが間違っているのか、なぜそう言えるのかと、厳しい質問を繰り返していきます。
モーゼスと霊団の両者の真剣なやり取りから、真理を探究する者のあるべき心構えと姿勢を学ぶことができます。
また本書を読めば、高級霊と通信できる霊媒は存在しないに等しいことが、より明確に理解できるでしょう。まして神と交信できる人間などいないこと、人間が神についての全てを知り得るなどというおごりは捨て去るべきこと、と理解できるでしょう。