ドアを開けると・・・。
キヨ:「なっ!なんじゃこりゃ~」
上司:「なっ!なんだこれは!!!」
ホテルマン:「これ?なんですか・・・。」
??????
なっなんと、すごい散らかりようである。
トランクから荷物が飛び出し、旭川の寒い地域で窓全開(>_<)
泥棒さんが家中をひっくり返したような・・・。
まるで夫婦喧嘩でもしたのかというくらい散らかっている・・・。
キヨ:「何ですかこれ?女の子連れ込んで喧嘩でもしたんじゃないんですか?(笑)」
上司:「ばかやろ、そんなわけないでしょ!」
キヨ:「まさか、散らかさないと落ち着かないとか・・・。ここ出る前からこんな感じにしていたとか・・・。」
上司:「そ、そんなわけないだろう。この部屋を出る前はトランクもバックもしっかり閉まってあった。」
キヨ:「なんでなんですか・・・。」
上司:「わからん!」
上司:「そ、そんなわけないだろう。この部屋を出る前はトランクもバックもしっかり閉まってあった。」
キヨ:「なんでなんですか・・・。」
上司:「わからん!」
キヨ:「あかん。また上司が興奮してきた・・・。」
キヨ:「お化けが出たっていってましたがその状況を詳しく教えてくださいよ」
上司:「そういえばさっきは興奮して話してなかったな。」
キヨ:「そうですよ。」
上司:「事務所を出て、ホテルに帰宅途中、コンビニで買い物して来た。ビールをたくさん買い込んで両手がふさがっていた・・・。」
キヨ:「ビール大好きですものね(笑)」
上司:「ああ。それで、荷物を下に降ろしドアを開けると・・・。」
キヨ:「開けると?」
上司:「何やらユニットバスからシャワーの音がするんだわ。」
キヨ:「シャワーの音?」
上司:「そう!てっきり、掃除のおばさんがシャワーを閉め忘れたのかと思ってドアを開けると・・・。」
キヨ:「開けると!(ゴクリ)」
上司:「中から!」
キヨ:「なっ、中から!?」
上司:「全身血だらけの女性が・・・。血が取れないって!」
キヨ:「・・・・・。」
キヨ:「で、どうしたんですか?」
上司:「びっくりして!走って逃げてきた。」
キヨ:「じゃあ、お化けじゃないかも」
上司:「えっ?」
キヨ:「もしかしたら、他の部屋で殺人でもした女性が、Tさん(上司)の部屋でシャワーしてたとか(笑)」
上司:「・・・・・。」
ホテルマン:「・・・・・。」
ホテルマン:「さっ、殺人ですか・・・。」
上司:「・・・・・。」
ホテルマン:「・・・・・。」
ホテルマン:「さっ、殺人ですか・・・。」
上司:「その冗談は笑えん!」
キヨ:「ははは・・・。」
キヨ:「じゃあ、ユニットバスにいるかも・・・。」
上司:「やっ、やめろよ~。そんなこというのっ!おっ、お前、開けてくれ・・・。」
キヨ:「こういうときは、ホテルマンでしょう。お仕事だからね。」
ホテルマン:「あっ、開けるんですか・・・。」
キヨ:「まっ、まさか、怖いの(笑)」
ホテルマン:「そっ、そりゃ・・・。怖いです・・・。はい。」
キヨ:「俺はいやだよ。もし抱きつかれたら服が血だらけになるし」
上司:「そういう問題か・・・。」
ホテルマン:「わかりました。私が開けます」
キヨ:「おっ!いよっ!男だねぇ!」
上司:「そういう問題か・・・。」
ホテルマン:「わかりました。私が開けます」
キヨ:「おっ!いよっ!男だねぇ!」
ホテルマン:「あっ、あけますよ・・・。すいませーん。誰かいらっしゃいますか・・・。」
そーっと開けると・・・・。
一同:「ゴクリ!」
ホテルマン:「あっ、あけますよ・・・。すいませーん。誰かいらっしゃいますか・・・。」
そーっと開けると・・・・。
一同:「ゴクリ!」
一同:「・・・・・・。」
ホテルマン:「だっ、誰もいませんよ???」
上司:「あれ?だってさっきはいたんだから!」
キヨ:「寝ボケてるんじゃないです(笑)」
キヨ:「あっ!」
上司:「何?どっ、どうした?」
キヨ:「シャワーカーテンに血のあとがついてますよ!」
上司・ホテルマン:「うっ、嘘~」
キヨ:「ん?でも変だな?お風呂場に水滴は全くついてませんよ」
ホテルマン:「そんな馬鹿な・・・。」
キヨ:「どう考えても、たった、30分や1時間で完全に乾くことはありえませんしね」
上司:「今日は、俺・・・。眠れそうにない・・・。」
ホテルマン:「とにかくここから移動してください」
急いで移動です。