ＳＰＬＡＴＺ

　松江市宍道町上来待の「来待温泉大森の湯」に行きました。
　これで、ことし３月末の松江市の合併後に、改めて、旧玉湯、旧八雲、旧宍道、旧鹿島にある日帰り温泉施設をすべて回りました。値下げしたところあり、合併効果の市民料金で安く入れたところあり（とにかくすべて３００円！）、これは合併の恩典ですね。

　あとは、本（旧）松江市の松江しんじ湖温泉だけです。社会福祉センター内なので、日帰り温泉として使おうと考えると、なんとなく敷居が高いんですよね。

　でも、あの温泉地内に、検討しているといわれる日帰り入浴施設を作ると、新松江市のほかの温泉地（先にあげた旧４町内の日帰り温泉）にはかなり脅威でしょうね。松江駅から車で１０分かからないところです。立地条件はとてもよろしい。

　旧松江市時代なら、競合施設が事実上、市内になかったため、比較的たやすく作れたでしょうが、複数の（日帰り）温泉を抱える自治体と合併した今、共存を図ろうとするならば、これ以上、松江市内に日帰り温泉施設を作るのは、慎重にしないと、と思います。

　個人的には、松江の代表的観光地のひとつ、松江しんじ湖温泉にも日帰り温泉施設はほしいのですよ。選択肢が増えるし、気分によって身近に、「きょうは、この湯、来週はあの湯・・・」と「入り分け」られるわけですし、温泉がひしめき合う「激戦地」で、誘客のために、どんな新しい施設を設け、イベントを打ち出すのか想像するだけで楽しみです。

　しかし、市があるいは第３セクターが作るにしても、財政難ということはぬきにしても、合併直後で、新市の融和が最優先のこの時期には、ちょっとした火種になりかねないかも。
　大都市ならいざ知らず、人口がそう多いわけではないですから。

　温泉ブームで４施設とも、人がたくさん来ており、ちょうどいい需給関係になっているように感じます。しかし、そこで、あえてもう一つ作って、誘客へ競争心を芽生えさせるのもありかもしれません。
　そうなると、施設のさらなる改良もでてくるかも。これは、これで利用客としては、良い展開となるのですけどね。
　思案のしどころです。