カテゴリ:大型読みもの
12月23日に、中国地方のJR全路線を乗りつくしました。最後の区間は、山陽新幹線の岡山-広島間。昼過ぎにのぞみで、広島駅に到着し、達成しました。
例外(?)の宮島航路船こそ1999年の乗船でしたが、それ以外の鉄道区間は、2003年10月に山陰線東浜駅(鳥取県岩美町)を通過してからの記録。2年2ヶ月での達成でした。 それまでは、旅行のついでに乗っているという気でしたが、全線乗りつくしに意欲が出たのは、意外とことしからで、1月に山口線を制覇で勢いがつきました。旅行をやっていても、幹線から外れた、三江線、小野田線、因美線、木次線などは乗るための旅行をしない限り乗れないので、あえて乗りに行きました。 去年、今年と俳優さんがテレビの企画で、最長片道切符とその切符で乗れなかった区間を乗ることで全国のJR全路線を乗りつくした旅は有名ですが、以前にも、国鉄時代に、国鉄全路線を乗りつくす「チャレンジ2万キロ」などというキャンペーンもあり、鉄道ファンのあこがれの旅行でもあります。 乗りつくしについては、第三者が分かるような証明がなかなかつきにくいものでして、駅舎をバックに自分の写真を撮っていても、車で行ったのでは?と突っ込まれたり、乗車した切符を持っていても人からもらったのでは?と疑われたりすることがあります。当然、証人つきで旅行するわけにもいかないわけで、前出の俳優さんのようにすべてを四六時中撮影されるほかないのです。 ですから、完全に自己申告の世界なのです。 あと、乗りつくしにこだわる人はこだわるようで、車窓もきちんと見るため、「日の出から日没に乗った区間でカウントする」との自己制限を課す人もいるようです。私は、寝台特急でもカウントしていますが。 興味のない人には、「暇人だ」とかいわれそうですが、私はいろんなものが見えてくる有意義な旅と思っています。必ずしも有名観光地ばかりをつなぐ路線ばかりではないので、時には「すごい」ところに行き着いたりします。観光ではまず、行かないような、小野田線の終着駅、長門本山駅とか、宇野線の宇野駅。 よくもこんなところに鉄道を作ったものだという木次線、姫新線というのにも出会えました。「よそ行き」ではなく「ふだん着」の日本が少し見えてくる気がします。 中国地方の次は、現在49%走破の四国が乗りつくしに一番近いかなと見ています。 私の乗りつくしの条件は、1995年4月の大学入学以降に乗った路線ということだけです。なるべくなら、車窓を楽しめる日が出ている時間にしたいですが、昼間でも寝ることはあるので、それは条件とはしません。 何十年かかるか分かりませんが、全路線制覇してみたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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