アルゴリズムの時代(スポンタ通信 2.0)

2006/08/04(金)10:59

オルタナティブメディアをつくろうとしているのですか?

「ジャーナリズム関連(既存・市民)」(72)

「インターネットと世論形成」(電気大出版局.2004年11月出版)の著者・遠藤薫氏は、インターネット新聞などをオルタナティブ(相互補完)・ジャーナリズムととらえているが、私は、そういう時代は終わりに近づいていると思う。 マスコミがマスコミ人の一方向のコミュニケーションでしかなく、ラージスケール・ディストリビューションにすぎなかったのだから、市民参加型ジャーナリズムこそが、コモン(普通の・市民の)・ジャーナリズムである。 だが、マスコミ出身者たちがつくるメディアはほとんどが、オルタナティブ・メディアでしかない。 すでにSNSでしかないと看破する声があがっている。 あらためて私が指摘するまでもないが、その補完範囲は、編集部が被害妄想的に垣根を高くすることで狭まっていく。 ☆ オーマイニュース日本版の流れは、ほとんどライブドアPJと同じです。 私が市民記者としてライブドアに参加して、編集の暗部を指摘したら、拒絶され、かけなくなった。編集部は、かつて日本のマスコミを変えると豪語していたが、いまでは既存マスコミの資金力・人材力に勝てぬと、いまではその片隅での存続を図っている。私はおなじことをオーマイニュースでやろうとは思っていない。(勿論、ビッグネームである鳥越氏と公開討論が実現するならば、方針を変更するが、いまの状況ではそれを望むべくもない…。) 追記01: メディアは、TBSへの抗議が50000件に達したことを報じるのではなく、それが、亀田親子批判なのか、放送局批判なのか、ボクシング興業界批判なのか、番組内容批判なのか。 そもそも、亀田一家を好きなのか、嫌いなのか。そういうことを調査すべきではなかろうか。 それをしないメディアたちは、市民たちの声を無視している。 50000件の中には、さまざまな思いがあるだろう。全部を取り上げることは無理にしても、それらを知ろうとする努力はあっていい。 追記02: オーマイニュースの鳥越さんの最新エントリーにTBをかけているが、いまだに反映しないようだ。 TB拒否基準についても、明確にされるべきだと思っています。

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