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アルゴリズムの時代(スポンタ通信 2.0)

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Headline News

2006年09月02日
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そもそも、「オーマイニュース日本版×ブロガー」という冠がこのシンポジウムが予定調和のための企画でしかないことをすべてを言い表している。
ブロガーといっても、ほとんどはひも付きブロガーであって、個人ブロガーな人はいないようだ。そして、ブロガーのうちの何人かはエバンジェリックな立場で参加していることが容易に想像できる。

スタート一週間で有効な議論をするならば、「オーマイニュース日本版vs2ちゃんねらー」という構図でシンポジウムをやるべきだったと思う。




長くなると論旨の明瞭さを欠くので端的に言えば、

「市民記者は、自らに切実でない事象を語ってはならぬ」。

ということだ。メディアに、切実でない記事があふれることは、有用な記事への検索を難しくする。東アジア関連事項も、本質的なことをいえば、その問題が日本の存続を左右することではないから、日本社会はデマゴーグたちを許容しているにすぎない。

そのような尺度でシンポジウムの議論や話題を評価してみて欲しい。出席者の思想にとっては切実なことかもしれぬが、出席者の生活にとって切実なことが果たして議論されたのだろうか。

オーマイニュース日本版は、2ちゃんねらーたちの玩具であるばかりか、市民記者にとっての玩具でもある…。


いますべてのネット者にとって一番切実なことは、


・「自由な言論の場が失われようとしていること」である。

・化学物質過敏症やリナックスなど、広告に依存したマスコミでは論じることができないこと。

・そして、メガトン級な最大の問題は、日本の政治体制(政党基盤)が資本家vs労働者という対立構造の上で成り立っていて、21世紀の社会の実相に準拠していないことである。いま、一番ドラスティックに2大政党制を求めるならば、年収一千万円党と年収五百万円以下党のふたつが一番わかりやすい。





インターネットの登場は無限のコミュニケーションスペースを市民に与えたから、戦前のように、市民たちが阿部貞事件に騒いでいる間に戦争の準備が着々とすすめられるなどということはないだろう。
ただ、記事の重要度をアクセス数という尺度にのみ頼ることは、検索性においての衆愚にまみれることだと思っている。
アクセス数はあくまで結果であって過去を示しているが、それで未来を測ることはできないのだから…。

注:衆愚とは、大衆の愚かさを言わない。それは、テンパーという感情に起因するものであったり、劣情という下半身に起因するものだったりするので、高貴なる魂にも共通するものだ。
リビドーやテンパーをフィルタリングする言論抽出システムも遅かれ早かれ開発されるだろうし、愚かさを大衆に求める野蛮な概念というものも、ようやく寿命が尽きるのではないだろうか。



追記:
いまでも鳥越編集長は私と対話を求めているのだろうか…。
私は、すでに私の経験をネット上で開陳しているし、オーマイニュース日本版の問題点も解決方法も提示している。したがって、ボールはすべて投げているので、返答を待つだけである。

そうそう、シンポジウムに参加された山口先生は、市民記者と編集部で交渉をされてはいかがですか? と提案されているが、オープンなメディアではそういうインナーな発想は意味がないと考えている。勿論、そういうインナーなコミュニケーションチャネルさえないのだから、交渉も対話もできるはずはないのだが…。


そのように考えてみると、一切のインフォーマル・コミュニケーションツールを持たぬことが、オーマイニュース日本版の最大の欠点であると思えてくる。インフォーマルなのだから、誰でもつくればいい。駆け出し新人記者でも、常駐市民記者でもいい…。



私のような建設的な提案をする参加者がシンポジウムにいたことを祈るのみである。






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Last updated  2006年09月03日 09時21分36秒
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