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カテゴリ:「テレビウォッチ」
民主主義の理想は、メインボリュームの人たちが建設的な議論をするとともに、少数派との対話も拒否しないということだと思う。 だが、いま起きていることは、メインボリュームの中の多数派を占める人たちに対して、劣勢な人たちはディベートよろしく一切の肯定意見を出さない。そして、議席数が十名に満たない少数派の人たちばかりがマスコミに登場して、批判するためだけの言説をしている。 理想形をいえば、メインボリュームの中の中道といった人たちの言説が中心になればいいのだが、そういう論理座標はいまのマスコミにはない。 ☆ さて、音楽教師が君が代のピアノ伴奏に悩んでいる方がいたので、次のようにコメントした。
☆ 俳優の丹波哲郎氏が亡くなられた。スピリチュアルな世界を語ることがタブーだった芸能界にあって、大御所であった彼が提唱した「大霊界」の果たした役割は大きい。 大御所であったからこそ、彼の言説はタブーを乗り越えることができた。 彼は、車からゴミを捨てることと殺人は同じ利己的な行為であって、霊界では同じ罪であると言明されている。 さて、鳥越氏は自らの学生時代を振り返って、機動隊に石を投げたことを懐かしく振り返っておられる。2ちゃんねるでは、それをテロリズムであると批判する意見が出ている。 蚊を殺さずに、肉も食べずに生きていける訳もなく、生きるということは本来利己的な行為である。ただ、そのようにしてしか生きてこられなかった過去の自分に対していかに自省するか。そこにこそ、魂の尊厳が試されるのだと思う。 鳥越氏の過去を批判するつもりはないが、そのような熱狂に麻痺していた自分たちを冷静に振り返ることができないのだとしたら、いま、このときを語る資格はないのではないかと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月05日 22時16分56秒
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