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アルゴリズムの時代(スポンタ通信 2.0)

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Headline News

2006年10月15日
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笑福亭笑瓶氏は、バラエティ番組で浮気をしているかを問われ、「わたしは妻に嘘はついていない。だが、隠し事はある…」と言い放っていた。



赤西くんの記者会見を見た。

普通に考えれば、彼が人気絶頂のタイミングで語学留学をすることはありえない。もし、そういうことがあったとしても、彼や彼のまわりのメンバーが語学留学をやめろと説得しないことも、理解することもありえない。
ドラマ収録のスケジュールもあるのだろうが、赤西くんの両サイドをかためたメンバーは、キャラクターの薄いメンバーで、余計なことを言わなくても違和感の少ないためにキャスティングされたという推測もできる。
メイクヘアをしていないためか、赤西くんの顔色もわるかったが、私は、訥弁に語る彼を見ていて悪寒は走らなかった。きっと無意識に、向井亜紀氏の記者会見の映像や、ゆうこりんの記者会見の映像と比べていたのだろう。



向井氏の記者会見は、自分に批判的でない記者を集めたにもかかわらず、「何でも聞いてください」と言い。「みなさんに親子の愛について考えて欲しい」と訴えた。
向井氏が言うように、日本中で向井氏の事案をきっかけに親子の愛について考えたならば、養子縁組や親の離婚結婚で義理の親子になっている人たちは、親子の絆を失うことになる。
そんな非情なことを訴えていることを彼女か気づいていないわけはない。

たとえば、国会の質問で、社民党の福島瑞穂氏は、「北朝鮮への対応は慎重を期して欲しい…」と安倍首相に詰問した。拉致問題にも加担していた過去を持つ政党のトップである福島氏の本意は「厳しい措置をとるな」だろう。だが、そこまで言ってしまうと批判を浴びるので、「慎重に…」と語ったのである。



ぼくは野菊が好きだ。
たみさんは野菊のようだ。


これは、澤井信一郎監督の傑作「野菊の墓」のセリフである。
見え透いたレトリックだが、その明確すぎる意図が、少年の羞恥心と初恋の思いを描写している。因みに、主演は松田聖子である。

ぼくは野菊(たみさん)が好きだ。などと、代入法を使わなくても分かる。

向井氏や福島氏の浅薄なレトリックも同様なもの。世の中のひとたちが気づかぬはずはない。



思うに、カトゥーンのメンバーにも、事務所の中にも、代表であるジャニー喜多川さんにも、今回の件でのわだかまりは、あまりないのかもしれない。赤西くんのまわりにおきたことを共有し、その過程において摩擦はあったのかもしれないが、結果として、合意事項に達したに違いない。
だから、記者会見ででてきたことは、笑瓶氏のコメントのように、「嘘はついていないが、隠し事はある」。そんな感じなのかもしれない。

果たして、東京スポーツに「赤西、追放」の記事が出た。あとは、大衆がどのように判断するかである。
淫行なのか、純愛なのか、事実無根なのか…。
私には知る術はないが、彼らはメディアをなめていない。大衆をなめていない。それだけは確かである。



メディアで言えることと言えぬことがある。そのバイアスを感じなければならない。そのバイアスを無視してメディアを論じることは浅薄である。

真鍋かおり氏は、google八分を批判した。だが、それは国家予算をぶんどった人たちに陽動されたアジテーションでしかない。

台本どおりにコメントを言う彼女を批判するのも大人気ないが、個として説得力のある意見を持たぬもののコメントがノイズでしかないことを指摘すべきではあるだろう。そして、国産googleを創ろうとする人たちが、浅薄な言論誘導を試みるところに、そのプロジェクトの将来を見る。





googleはアメリカの検索メディアの日本版ではない。日本の亡命検索メディアである。そういう視点が必要なのではないか。

Youtubeも亡命動画アップサイトだ。
何故、日本人がYouTubeを使うか。それは、日本の著作権のくくりを逃れるためだ。著作権会社が削除依頼をするにも、英語ができなければならぬ。そのためにできるタイム差が、著作権に抵触するコンテンツを一時的にでもメディアに載せることができる。

ところで動画投稿サイトはYouTubeだけではない。
北朝鮮の核実験に関連して、原子爆弾の恐ろしさを娘に実感させるために、娘に見せた

コンテンツに特定のバイアスを強要するメディアは衰退していく。それがメディアの崩壊の根本原因である。
特定のバイアスは、読者層をセグメント化することにしか寄与しない。


オーマイニュース日本版の低迷の原因はそこにある。
特定のバイアスから逃れるには、イデオロギーという鎧(ガラスの仮面)を脱ぐこと。リアルな世界をできるだけ何も加えずに減らさずに言論に変換することが必要である。

それができれば、メディアとP2Pは等価になる。
そこにこそ、メディアの存続の道がある…。







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Last updated  2006年10月15日 09時33分55秒
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