ジンギスカンだーいすき

中学生の時。ミーハーで芸能人に憧れる。
色々な芸能人を観たい、だったら取材できる雑誌の編集者になりたい。
HP作ったり、フリーペーパー作ったり、とにかく何か作って発信するのが好きだった。
当時流行の路上ミュージシャンやってみたりもした。

やっぱり中学生の時。ショムニやドラマなんかで、高層ビルの都会でカッコ良く働く女の人に憧れた。
将来は都会の高層ビルで一般職じゃなくてバリバリお金動かす仕事するぞ！と漠然と思っていた。

大学生になって。池尻大橋に憧れた。好きなアーティストの事務所がそこにあって、緑が多くて、渋谷とか日比谷とか超近いし。
いつか、池尻大橋に住みたいーと思っていた。

やっぱり大学生になって、広告を作る仕事をしたいと思った。
それは結構強く、思っていた。

ただ思うだけで別に何にも努力してこなかった。
唯一やったことといえば、3年の終わりにマスコミの広告会社就職したい人の予備校に3ヶ月通っただけだ。通っただけで、そこから自主ゼミや人脈作りはしなかった。
だから就職活動をするって時に、自分は漠然としたままやりたい事が見えているだけで、でもそれは現実的じゃなくて、就職が決まらなかった。

でもこれは好きだなあという軸だけは、ずっと変わってなかったと思う。

就職活動が終りかけていた秋、縁あって、今の会社に決まった。
会社は六本木にあって、ヒルズの中。都会にあるし、高層ビルだ。

職種も、一般職じゃなくてお金を動かす仕事を！と昔は思っていた。
就職活動初期の4月5月はそう思っていたが、色々回るうちに実家で、毎日18時に帰れて、一般事務を…という希望に変わっていた。

ただ、11月の時点で内定が出たのは営業から始まる正社員で色々やれる仕事。

そして意図しない所ではあったが、帰りが入社してから毎日あんまり遅くなるので一人暮らしする事にした。
そこでネットで探していて、たまたま良いなあって思っていた家を扱っていた不動産屋が池尻大橋にあった。
そこで、池尻大橋の物件を見つけ、池尻で一人暮らしする事になった。
あの時、憧れていた池尻の温泉にも最近出かけている。

最初の1年間は、営業だったが、今年からディレクター職みたいな物をやっていて、雑誌を作るような記事を作ったり企画を考えたりしている。
やりたかった、編集みたいな仕事だ。

で、メインは広告のディレクターなので、今はまだそこまで行っていないがそろそろやる事になるんだと思う。

結局、編集みたいな仕事したり、芸能人にたまに会えたり、そういうのに関われたり、高層ビルで働いて、憧れた場所で一人暮らしをしている。

結局、何だかんだで昔から漠然とやりたかった事は実現しているのかなと思う。
自分が好きだった軸は変わってない、とやっぱり思う。
それが、ゆっくりとだけど、自分がやりたい方向へ、舵を取っているのかもしれない。

今後もきっとゆっくりでも自分がやりたい方へ舵を取っていくのかもしれない。
今、その仕事は出来ているけど、その仕事自体が新しくて手探り状態。
もっとノウハウを知りたい。そもそも社会人になったのはその為だ。
海外でも暮らしたい。あわよくば働きたい。
20代、思ったよりも時間が無さそう。
一つの目標である留学に向けて今20代を過ごしている感じだけど、時間と反比例して出来る事は少なくなってくる気もする。

舵を取っていき続けるためにも、もう少し自分の動力をつけなければ、と最近思う。
若さは、自然に舵の流れを良くでいていたけどこれからはその時間分、何かをつけないと自分で舵を取りきれなくなってくると思う。