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カテゴリ:政治のメモ
★「取り戻すべき日本」とは西部邁ゼミナール 2013年4月6日放送
自由は必ず放縦・放埒に舞い上がっていくし、平等は必ずや画一化とか平準化に凝り固まっていくし、博愛などとそれだけ叫んでおれば必ずや偽善的なものへと堕落していく。 ですから、必ずどこかで自由に対しては規制が必要だ、平等に対しては格差があるということを認めようではないか、博愛に対しては、人間はエミレート、競い合う、競合するという現実があるじゃないかということを対応させるのだけれども、そういう現実だっていわば右翼チックにその現実にこだわり過ぎれば、規制は必ず抑圧となり、格差は必ずや差別主義となり、ここでは競争と書きましたが、競い合いは弱肉強食的な、自然淘汰的な酷薄な争いごとに落ちていく。 そうならば、ヨーロッパもそうでありますが、本当の保守党が保守しなければならないものは、自由という理想と規制という現実の間でバランスをとること。同じようにして平等と格差のバランス、博愛と競合のバランス、このバランス感覚こそが保守すべきものである。「自由・平等・博愛」ではなく「活力・公正・節度」こそが大事。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.08 17:24:56
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