カテゴリ:料理・食べ物
正直者はバカを見る?!
『「第4次回転寿司ブームなんていわれるが、繁華街の激戦地では死に物狂いの客争奪戦ですよ。客は高級ネタ、産直を要求しながら、10円でも安い方の店に並ぶ。行列ができて繁盛していると安心していると、近くにネタ数が多くて少しでも安い店ができると、たちまちそっちに取られちゃうんだ。ウチなんかは良心的なほうだと思いますが、良心的にやってたらつぶれちゃう店はいっぱいありますよ」』 こう語るのはある回転寿司屋の経営者。ネタや産地の偽装、傷んだネタの使い回しを平気でやっている店が少なくないと、経済ジャーナリストの川嶋光氏が日刊ゲンダイで連載記事を掲載している。その報告の中で「そうせざるを得ない事情がこっち(店側)にもあるんだ」という話だ。 まあ、この話は分からないでもない。生き残るために必死だからと理解できる。しかし、こういう話を目にすると・・・ 『一般の寿司屋の主人はこんな体験をした。 「ある日いきなりやって来て、”ヒラメのエンガワの代わりになるから使ってみてくれ”と言って、カラスガレイのエンガワを置いていった営業マンがいたよ。箱の中にはエンガワの部分だけが冷凍になった分厚くてでかい例のヤツがいくつもはいっていた。ウチは捨てたけど、近所の回転寿司屋の裏にその空き箱がいくつも捨ててあった。10円でも安くしたい回転寿司だったら飛びつくだろうね」』 そして『こんな売り込みまであるという。炊飯改良剤だ。 「ナトリウム系の添加剤なのですが、これを玄米に染み込ませて精米すると、古米なのに新米のようにツヤツヤして、古米特有のにおいも消えるんです。自前で精米しているような大手回転寿司チェーンのなかには、メーカーから売り込まれて使っているところがあります。ナトリウムですから摂取量が多くなれば、高血圧の人は血圧が上がることもあります」(食品研究家)』 さらに『国内の産地で2級品、3級品を大量に買いたたき、トラックに積んで都会に運んで、次々と回転寿司店を回って現金取引する「暴力団系の業者」も現れる。店側は断れば嫌がらせを受けるので買い取り、ムダにはできないから店に出す。回転寿司の生き残り競走を逆手に取った”悪い連中”が暗躍しているのだ。』 どこにでも悪いことを考える輩はいるもんです。こうなる一因には『回転寿司の食材原価は約40%と他の外食産業が約30%なのと比べると高い。「10円を争う戦争」に勝ち残るため』という店側の事情もある。キレイ事を並べたくはないが、見たくない側面を見てしまって目がくらんでしまった・・・ 次回は職人なんて1人も要らない! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 9, 2005 12:53:40 AM
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