マカッチェン、パイレーツで最後のプレイ?=MLB
最後の最後まで諦めないカーディナルズ。レギュラーシーズン最終戦でもリードを許すがすぐにひっくり返す。流石です。一方、4年連続プレイオフが消えて目的も目標もない状態のパイレーツ。象徴的な試合となった、今季162試合目。先発がライアン・ボーグルソン。5回1失点で勝ち投手の権利を得て降板、も今シーズンのパイレーツはリリーフ陣が持ちこたえられない。1試合で2度も相手に大量点を喫す。ガッカリ。そして、打撃部門のA級戦犯と言っていい、アンドルー・マカッチェン。3年前のナショナルリーグMVPは、来週10日で30歳。一般的にメジャーリーガーはこの「壁」が存在し、チーム側は30代に入る選手との大型契約に躊躇する。マカッチェン自身は29歳でも30歳でも変わらないとコメントしている。しかし、昨日ピッツバーグ地元紙トリビューン・レビューにこんなタイトルの記事が一斉に掲載された。McCutchen: Slump hurts chances for Pirates contract extensionInsiders: Pirates' trade of McCutchen seems likelyPirates, McCutchen banking on bounce-back season from center fielder in 2017Starting Nine: Modest proposals for Pirates offseason agendaいずれも、去年までと2016年シーズンとで、どれだけマカッチェンの成績がダウンしたかがっ具体的に挙げられている。盗塁が減った、長打が激減、守備範囲が狭まりワースト中堅手と言っていい等など。飼い犬に彼の愛称をつけるなど、自他ともに認める「カッチ」のファンである私も、この記事を読まずともマカッチェンのパイレーツでの選手時間は終焉を迎えていると思える。今年初めてオールスターに選ばれたスターリング・マーていや、近々チームの主軸となるはずのグレゴリー・ポランコのような躍動感が、#22には見られなくなってきた。そして、今季はAAAからアダム・フレイジャーとジョシュ・ベルの2人が昇格、来シーズンの1、2番はこの2人で充分賄えると思う。そしてAAAにはオースティン・メドウズが待機中。早ければ来夏にもマカッチェンに代わってセンターを守っていて不思議じゃない実力の持ち主。だから、地元紙の記事にあるように今オフのパイレーツの最大のテーマは、マカッチェンガどこのチームのユニフォームを着るのか、着せられるのかだろう。昨オフはニール・ウォーカー二塁手をメッに放出、ジョン・ニース投手を得た。しかし、期待した先発としての仕事ができず。なので、仮にマカッチェンを出すなら最低でもローテ3番手を任せられる投手、となるだろう。今オフはこのことを何度か書きたいな、と思っています。このブログを立ち上げた頃、マカッチェンはパイレーツのマイナーの希望の一等星でした。そのひとつの時代が、今終わろうとしていると思うと感慨深い。マーテイとレフトとセンターのコンバート、もあり得るけど、最低でもカーディナルズ、できればカブスを打ち破ってナリーグ中地区の覇者となるには「次」へパイレーツは進まなきゃいけない。それにはマカッチェンという立役者のトレード、は現実的な選択かもしれないな。