2005/07/24(日)08:48
野沢尚 「龍時 01-02」
龍時(01ー02)
本屋さんで見つけて以来、気になっていた本なのですが、読んでみることにしました。
物語はリュウジという高校1年生が主人公です。サッカーのU17日本選抜に選ばれ、U17スペイン代表と対戦した時のプレーが評価され単身でスペインへサッカー留学するという物語です。
これだけの情報だと、卓越した才能を持った主人公が活躍する小説なのかなという印象を持ちますよね。すくなくとも自分はそう思ってこの本を手に取りました。
でも、この小説はそうじゃないんです。主人公は確かに類まれな才能を持っています。が、心理描写に関しては高校生らしいものを感じさせます。両親との葛藤、切なくて儚い恋愛についての描写は、高校生の頃の気持ちを思い出させてくれました。
また、サッカーに関する描写も凄いです。以前紹介した村上龍さんの「悪魔のパス 天使のゴール」よりも、よりプレーヤー側に視点を置いて書いています。プレー中に選手はどんな視点で考えるかが非常に緻密に書かれています。チーム内の友情や残酷なまでのポジション争いもとてもリアルに書かれています。
サッカー好きの方はとても面白く読めると思います。
続編も出ているので、今度またレポートしようと思います。
龍時(02ー03)
龍時(03ー04)
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