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テーマ:ジーコ日本代表(421)
カテゴリ:SPORTS/OLYMPICあれこれ
きのうは夏至だった。
これからまた夜が長くなっていくので、今のうちに日の長さを楽しんでおこう。 いよいよ予選グループ最後のブラジル戦が近づいてきた。 ここでちょっとクロアチア戦の振り返り。 「勝ち点3が必須!」と言われていたはずの試合、なんとか引き分けて勝ち点1を取り、日本代表は首の皮1枚つながっている状態。 でも「勝てなかった試合」というより「負けずに済んでよかった試合」だと思った。 宮本が相手に与えてしまったPKを止めてくれた川口は、初戦に続いて神だった。 あとはクロアチアのほうが圧倒的に決定的なチャンスは多かったが、彼らのもっさりした精度のない動きに助けられた。 今回の日本代表23人が発表されたとき、「このチームはバラエティーがないなあ」と思った。 ジーコ好みの似たようなタイプばかり集まった役割分担のはっきりしないメンバーだなと感じたのだが、あのときの違和感そのままの、バランスの悪さを露呈した試合だった。 フランスに引き分けた韓国は2試合とも監督の選手交代が当たったが、それもこれもベンチにスタメンの選手とは持ち味の違う人材があればこそ。 ジーコの場合は局面を打開したくてベンチを見ても、スタメンより少しレベルの落ちる(とジーコが判断した)同タイプの選手が座っているだけ。。。 どうしても点がほしいところで、中盤に人を使う意識の強い選手ばかりを並べてしまったために変化をつけられない。 小野は豪州戦でジーコ自ら、ダメ出ししてしまったかたちだし、あれだけ動けなくなっていた俊輔と小笠原を交代させる人材がいなかったのが痛い。 ジーコは玉田と大黒を入れたけど、何人FWを入れても、ボールがFWまで届いていない状態では効果はない。 中盤からかき回せる選手がほしかったが、ベンチに残っていたのは遠藤だけで、彼はやっぱりボランチだし。 柳沢と玉田はともに決定機をはずしたが、でもたたく気にはならない。 今年の彼らはこんなもんでしょう。 ふだんからできていないプレーをW杯の舞台で「さあ、やれ」といっても難しい。 この期に及んで「シュート練習」ばかりやっている、というのは寂しい限りだけれど。。。 それもこれもジーコがJリーグや、海外組にしてもふだんのリーグ戦を軽視した海外組偏重、代表での過去の実績偏重の弊害が出ただけ。 ブラジルは既に決勝トーナメント進出を決めているのでまだ可能性はある。 勝利へのポイントを聞かれたマリノスの岡田監督は、「ジーコがブラジルチームに一言話をつけること」とブラックジョークをかましていたが、そこは本当にジーコの顔で、「ジーコを監督に選んでやっぱり正解だった」と最後に思わせてほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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