わきみずのほとり

2009/05/25(月)23:04

からだに残る反射が・・・原始反射

ブレインジム(20)

生まれてから(実際は胎児のときから)私たちに備わっている 原始反射が、私たちの身体の発達成長に大きくかかわってきてくれました 反射を動きによって統合させて発達段階をクリアしながら 成長を重ねてきたのです それが何かの拍子、たとえば大人が気がつかなくても 家の外から車のクラクションが急に鳴ったとか おかあさんが台所で何かにつまづいてガチャンと大きい音を出したとか なにげないできごとから おうちのなかの大事件まで 赤ちゃんにとってショッキングなことが、発達にまったをかけてしまうことがあるそうです そうすると本来は成長の次の階段をあがっていくために プログラムされている原始反射もプロセスが完了しないまま わたしたちの身体上、あるいは内面にある表現として影響する形で放置されてしまうのです その結果・・・たくさんのストレスをかかえた大人になってしまうことさえあります 一般的な兆候の一例をあげますと・・・ 耳をすませているのに何を説明されているのかわからない また何を質問されているのか理解していない 一度に2つ以上のとりくみができない (聞きながらテキストをめくると直前に話していた会話の内容がわからなくなる) 感情的すぎる 気難しい スタミナ不足 話を聞くときに無意識で手を耳の近くに上げて、指や手に力がはいったり動かしながら聞く 内気あるいは過剰に積極的 ADHD様態 不器用 左右の動きのバランスがよくない 文章を読めるが内容が理解できていないので しつこく類似のことを聞いてきたり何度もメールで確認したりする 話に割って入りしつこくしゃべりつづける 馴染みのない、あるいはどううちとけていいかわからない場面では 話すことや参加することを拒む これらの結合不全はほかにもあります また日常生活や学校での子どものふるまい、行動、問題行動、 お友達とのコミュニケーション学習の困難などチェック項目からどの反射が残っているか 親御さんといっしょに調べることもできます ブレインジムの能力の再教育・改善・アップがいまひとつ感じられない方は 原始反射までもどるというアイディアもあります ちなみに創始者のポールデニソン博士は 原始反射は教育キネシオロジーのプログラムのなかで自然淘汰されていくとおっしゃっていました つまり・・・ ブレインジムを6週間以上自らの体に提供し その上にビジョンサークルを6週間以上積み上げていく・・・ ということなのです ブレインジムという個の構造が整えられた上で ビジョンサークルという何層にも重なった個人を中心とした社会構造を もういちど体験していきます その結果成長過程で学び損なったことや ストレス下で学んでしまった脳と身体の配線を 自らが意図的・無意識的に経験することができるように 再教育がなされ人や環境、社会とかかわることが楽に変化・成長していきます もしとりたてて学習困難児童とレッテルを貼られてしまってつらいとか 学習障害かもしれないというお悩みがないようでしたら 自分自身と向き合ったり楽に生きていくことを整えてくれる ブレインジムをしっかり行うことでも全能学習は促されて 原始反射は脳の統合のもとに消失していくので大丈夫 ただ・・・ 原始反射の残っている方は コツコツとりくむのが苦手な方が多いので(私も若いころそうでした) よき仲間に励まされたり励ましたりということも 大切だと思います

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