V字回復 (1)
昨年の株コンテストで年間1位になった三菱商事(8058)もご他聞にもれず、昨年秋から続く下降トレンドで年初から3,000円を割り、更には昨年8/17安値2,635円も易々と割り込んだ。 他の銘柄と同様に1/22に付けた2,245円が大底になった様だ。翌1/23に一転して反発してからは、ほぼ一直線に力強い回復軌道を辿っている。2/15終値は、3,260円だった。 昨年11月末から12月前半にかけて一時回復する場面で、12/11に高値3,330円を付けたが、2/15終値3,260円は、この水準まで回復出来たことになる。昨年10/18高値3,780円から1/22の底値2,245円(-40.6%)までの下げ幅1,535円に対し、ほぼ2/3返しである。ここまで戻せば、目標は3,600円に設定する。(少し控え目) ここで、日経平均の振れ幅と比較してみる。日経平均は、昨年10/11高値17,458.98円から1/22の底値12,573.05円(-28.0%)まで下げ幅4,885.93円である。これ対し、2/15終値13,622.56円は、約1/5戻したに過ぎない。 三菱商事の値動きは、下げも上げも昨年と同様に日経平均を上回る変動である。今年も何回か値幅取りが出来そうだ。