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脳卒中と看護学

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2013年05月27日
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腎臓はどんな働きをしているのだろう?

(1)老廃物を尿として、体の外に出します

蛋白質の燃えかすとして尿素ができます。この物質の血中濃度を尿素窒素(BUN)と呼びます。クレアチニン(Cr)とは、筋肉内に存在するクレアチニンより生じる物質で、腎臓の機能を知る目安となります。正常の腎臓の機能では、これらは尿と一緒に排泄されます。

正常値
BUN(8~20)
Cr(男性:0.7~1.3、女性:0.5~1.0)

(2)体の中の水分や電解質を調節します

腎臓では、尿の濃さや量を調節し体の中の水分を一定に保っています。例えば体の中の水分が少ない時は、尿は濃く量が少なくなります。体の中の水分が多い時は、尿は薄く量が多くなり、バランスが保たれています。電解質には、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、クロール(Cl)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、重炭酸(HCO3)などがあります。腎臓はこれらの電解質の濃度を正常に保ち、体内で生じた酸性物質を重炭酸(HCO3)で中和して排泄し、血液をアルカリ性に保つ働きをしています。

(3)血液を造るホルモンと血圧を調節するホルモンを分泌します

腎臓は血液を造るホルモン(エリスロポエチン)を分泌し、骨髄の赤血球生産を促しています。また、血圧が下がり腎血流量が減少すると腎臓からレニンというホルモンが分泌され、血圧を上げるように働きます。

(4)ビタミンDの活性化を行います

ビタミンDは食物からとったり、日光の紫外線により皮膚で作られ、腎臓で活性化され、活性型ビタミンDとなります。活性型ビタミンDは、腸から血液中にカルシウムを吸収することを助けます。

(5)不要になったホルモンを不活化します

ホルモンは血液中に分泌されている物質で、それは微量ですが体の機能を調節しています。腎臓は体にとって不要なホルモンを壊したり捨てたりしています。(インスリン、成長ホルモン、PTHなど)

腎不全とは、どのような状態なのでしょう?

腎炎などの病気で、血液を濾過する「糸球体」の網の目がつまってしまうと腎臓の機能がおち、老廃物を十分排泄できなくなります。このような状態を腎不全といいます。腎臓の働きが正常の30%以下に低下した状態を腎不全といいます。いったん慢性腎不全になると、腎機能は回復不可能となります。

  • 酸が体にたまる→体が酸性になる→尿毒症性物質→尿毒症症状が出る
    尿毒症性物質の正体はわかっていません。尿毒症性物質とは、BUN、Crとほぼ平行して増えるので、血液中のBUN、Crの値がこの物質のたまり具合を推定する目安になります。
  • 体の中に水分がたまり症状が悪化すると心不全になる。
  • 電解質の調整ができなくなりとくにカリウムがたまると生命に危険をおよぼす。
  • エリスロポエチンの分泌が低下し、貧血になる。
  • レニンが過剰に分泌され、体内に水がたまる。→血圧上昇
  • 血液中のカルシウムが減少し、骨がもろくなり骨折しやすくなる。
  •  

  • 思考力の低下
  • 怒りっぽい、不眠、頭痛
  • 全身のだるさ
  • 食欲低下
  • 吐き気
  • 口臭
  • かゆみ
  • 皮膚が黒っぽくなる
  • 血圧が上がる
  • 尿が少なくなる
  • 息苦しい
  • 水がたまる
  • むくむ
  • 6. 高カリウム症状とは

    腎不全では、カリウムが尿から排泄されず、血中にカリウムが多くなります。カリウムの血中濃度が異常に高くなると、心臓が止まることもあります。症状がなく高カリウムになることもあるので注意が必要です。カリウムは果物や生野菜に多く含まれています。

  • 手足、唇のしびれ
  • 口のこわばり
  • 吐き気
  • 体がだるい
  • 胸が苦しい
  • 脈が乱れる、意識がなくなる
  • 心臓が止まる
  • カリウムの正常値3.4~4.9 要注意値5.5以上 危険値6.0

    7. 腎臓を悪くさせるもの

    (1)高血圧

    高血圧は、腎臓に大きな負担をかけます。降圧剤をきちんとのみ、正常血圧を保つようにしましょう。

    (2)感染症

    風邪、膀胱炎などの感染は、腎臓を悪くさせる原因となりますので、うがい、手洗いを欠かさずいつも清潔を保つよう心掛けましょう。

    (3)仕事、運動

    激しい運動、肉体労働、疲労の蓄積などは避け、疲れたら休みましょう。

    (4)嗜好品

    お酒は飲み過ぎなければ、許可が出ることもあります。外来診察医にご相談下さい。たばこは腎臓を悪くさせるほかに、狭心症、心筋梗塞などが高率に発生するというデータがあります。この際ぜひやめましょう。

    8. 腎不全の治療

    腎不全が進行してきますと、体内の老廃物を十分排泄できなくなります。
    尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cr)、リン(P)、カリウム(K)等の尿毒症性物質が体内にたまり、次のような症状が起こります。疲れやすい、息切れがする、尿量が減る、浮腫、食欲低下などの症状や、高血圧、高カリウム血症、貧血これらを尿毒症症状といいます。
    このまま放置すると死に至ります。尿毒症を治療する方法には次のようなものがあります。

    1. 血液透析
    2. 連続携行式腹膜透析(CAPD)
    3. 腎移植
    血液透析やCAPDの治療効果と限界
    血液透析やCAPDは腎臓の代行をしますが、腎臓の働きの全部を代行することはできません。腎臓の働きのうちで、血液透析やCAPDで代行できるのは、
    • 老廃物をとり除く
    • 余分な水分をとり除いたり、電解質を調節する
    ことです。これらの方法では、造血刺激ホルモンの分泌、ビタミンDの活性化、血圧の調整、不要になったホルモンの不活性化等はできません。したがって腎臓に比べ不完全です。

    (1)血液透析について

    A.血液透析とは
    この方法は腎不全治療の主流です。血液透析では、ダイアライザーの中で、血液と透析液が半透膜を介して接することにより、体の中にたまった尿毒素が捨てられ、体に不足している物質が補われます。
    • 回数:2~3回/週
    • 時間:4~5時間/回
    多くの場合、週にこれだけの時間が必要になります。また、透析は急性腎不全などの特殊な場合を除き一生続けなければなりません。
    透析導入の目安(Cr:10 BUN:100)
    ※ただし、合併症の有無などにより異なります。
    B.血液透析の仕組み

    http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/disease/renal-failure.html

     






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    最終更新日  2013年06月14日 23時38分11秒
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