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アンティークな琥珀堂

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景徳鎮

「磁器の都」と呼ばれている「景徳鎮」。その姿は謎に満ちたものでした。この町には神秘的な原料があって、神秘的な方法で、神秘的な磁器が作り出されている、と言われ、「磁土に玉を、釉薬に瑪瑙・真珠を、燃料に人骨を使って焼き上げたものである」「雷鳴・電火の絶えない土地」などあまたの伝説が残されています。 18世紀の初めフランスの宣教師アンドレ・コレは7年間に渡って景徳鎮に滞在しその秘伝を探りあて、ヨーロッパに伝えました。これによって、景徳鎮は世界にその存在を知られるところとなったのです。 景徳鎮は元来、晶南鎮と呼ばれ、二千年をさかのぼる漢代から陶磁器の製造が始まっていました。唐代の 618年、宮廷に献上された磁器はさながら玉のように輝いていたことから模造玉器と呼ばれ天下にその名が知られるようになりました。北宋の真宗皇帝超恒は、景徳年間(1004?1007年)に役人を遣わし、宮廷用磁器の製造監督にあたらせ、その製品には「景徳」と銘を打たせました。こうして、晶南鎮は景徳鎮と改称されました。 明・清代には宮廷用磁器を焼く「御器廠」{いわゆる「官窯」}が設置され、その技術は飛躍的な進歩を見ました。一度に焼かれた数千点のうち、皇帝に献上されるのは 1?2点、あとは全て割られたと言うことさえあったようです。現在世界各国の博物館に保存されている中国磁器の名品の殆どがこの御器廠の製品です。 唐代の「模造玉器」に続いて宋代の玉のような影青磁,元代の「素肌玉骨」と呼ばれた素地に彩色を加えた青花磁や釉裏磁、そして明・清代の高・低火度色釉磁や色彩豊かな釉上彩磁など、それぞれの時代において中国を代表する磁器を産み出し続けてきた景徳鎮は、まさに、民族文化の華と言えるでしょう。 (参考文献:京都書院アーツコレクション 3「景徳鎮磁器」) 9世紀から13世紀にかけて日本では景徳鎮磁器の模倣の様々な試みが行われました。ただ、それは陶器の範囲でのことで、残念ながら磁器を産み出すことはできませんでした。その後、1616年、肥前(佐賀県)で、李朝朝鮮からの帰化陶工・李参平が有田の泉山で陶石を発見し、白磁染付の焼成にはじめて成功しました。その有田で焼かれた磁器は積み出し港の名から「伊万里」と呼ばれるようになり、日本の磁器の歴史の始まりとされています。 当時は、まだ、海外との交易も盛んな時代でしたから、染付の原料となるコバルトは中国から輸入していたと考えられ、焼成方法も、中国景徳鎮の影響を多大に受けたものでした。また、中国という陶磁の一大生産地は世界に販路を持っていたことから、商人の活発な介在によって、日本の「伊万里」も世界的商品である景徳鎮磁器を手本とした製品作りを目標に掲げていたことが推測されます。 17世紀初めには景徳鎮伝来の色絵技法を学んだ酒井田柿右衛門によって色絵磁器が広められ「柿右衛門様式」としていまに伝えられています。この「柿右衛門様式」磁器も、オランダ東インド会社からヨーロッパに輸出されていますが、「中国・景徳鎮磁器」として販売されていたようです。 さらに、元禄年間( 1688?1704)に入ると色絵に金彩を加えた古伊万里金襴手が豪商などによって茶の世界に取り入れられます。この金襴手も16世紀中頃中国景徳鎮で開発された手法です。 幕末になると、庶民向けの「染付伊万里」が流行。このときも、中国・景徳鎮の様式・デザインを取り入れたものが好まれました。 このように「伊万里焼」は、景徳鎮磁器の模倣から始まり、独自の様式を築き上げていくのですが、その折々に、陶磁器のルーツである景徳鎮磁器の影響を大きく受けています。 (参考文献:京都書院アーツコレクション 3「景徳鎮磁器」)


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陶磁器二千年の都と言われる歴史の地、中国江西省に位置する「景徳鎮」。高嶺(カオリン)山で産出される最高級の純白の粘土を原料に作られる、白く透き通るような陶磁器は、景徳年間(1004年~1007年)皇帝「真宋」が御用窯を設立したことにより、世界にその名を轟かせることになりました。当時の国家的な財力と技術の粋を集めて極められた白磁は、遠くヨーロッパまで輸出され、マイセンをはじめ世界の陶磁器文化に多大な影響を与えました。


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