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テーマ:最近観た映画。(39999)
カテゴリ:音楽
先週の土曜に、全国一斉公開の「神童」を観てきました。
私が映画館に足を運ぶのは非常に稀なのですが、クラシック音楽の映画ということもあって行ってきました。 東京の方では舞台挨拶もあって、かなりのフアンの方が入場できなかったようです。 もっとも、この手の情報に疎い私・・・そんなに人気があるのかと初めて知った次第です。 主役は成海璃子(うた)、相手役は松山ケンイチ(ワオ)というキャステイング。 当地では試写会もないですし原作も読んでいなので、どんな感じなのか想像つきません。かなり堅い作品かと思っていました。 ところが、水辺の風景からだったので少々、意外。 天才的なピアノの才能の持ちぬしでありながら、練習嫌いでさぼってばかりの「うた」の演技もさることながら、吹き替えのピアニスト(わくい むぎさん12歳)の演奏も凄い! ※3歳でピアノを始め、5歳でウイーン国立音楽大学予備科に入学。12歳で海外のオーケストラとの競演。 音大浪人生の「ワオ」は、八百屋の2階で日々練習中。そこへ「うた」が通りかかって、あまりにも下手すぎるので、変わりに弾くシーンで商店街の人が集まってくるのは傑作。 この「ワオ」の吹き替えピアニストが清塚信也さん。 ※「のだめカンタービーレ」で千秋役の吹き替えを担当した方です。 到底、音大を目指しているとは思えない演奏 下手に弾くのも難しいというのが、よーくわかりました。 これが最後だという音大入試での実技試験はベートベン「熱情」の演奏は確かに圧巻です。 以前、コンサートで清塚さんが監督さんから、このシーンは落ちこぼれの「ワオ」が 奇跡の演奏をするところだからね!!と熱く言われたそうです。 ちなみに清塚さんは「奇跡の演奏ってどんなのだよ~」と・・・監督さん方の表現って本当に面白いな~と思ったそうです。 結果は何と見事、首席合格 しかし、入学してからは元の落ちこぼれに戻ってしまい、出来の悪さに講師も変更になってしまう事態に。。。 ピアノの授業の時、講師に駄目だしをされてピアノの前で項垂れているところに、清塚信也さんが何と講師役で登場。 「ワオ」に演奏見本を見せるシーンがあります。 「ワオ」の隣で清塚さんが見事な演奏を披露 よく考えると並んでいるのだけど、どちらも清塚さんが弾いていることになるので何となく笑えてしまいます。 しかし、改めて清塚さんのビジュアルは俳優さん顔負けです。 有名ピアニストに代わって急遽、オーケストラとの演奏を指名された「うた」が見事な演奏で観客を沸かせた直後に、耳が聴こえなくなってしまった。。。 「ワオ」が行方不明の「うた」を探し当て、「うた」の亡くなった父のピアノで2人で連弾するシーンは、何とも幻想的でした。 最初はクラシック音楽の映画と思ってみていましたが、何か、ほのぼのとするピュアな2人の演技が、ほっとさせてくれました。 映画音楽全体も素敵でした~ ちょっと意外だったのは私は多分、人が入らないだろうと思い、あえて12:30~の時間帯に入ったのですが・・・ 表現はよくないですが、何故かおば様軍団のような方々がパラパラといるのです。。。 映画そのものよりも誰かのフアンではないかと。。。 会場をでると本日の3回目(多分、一番入りやすい時間帯かと・・・)を見る人たちが待っていました。 やはり、子供から若い女性などが殆どでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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